「幾一里のブログ」 京都から ・・・



カテゴリ:古いもの、愉しきもの( 157 )


心に留まる言葉№30。妙泉寺さんの掲示板から。

・今回は「人の失敗は、自分を見つめ直すチャンス」。「人の振り見て我が振り直せ」という諺(ことわざ)がありますが、同義語でしょう。他人様の行いを見て、良いところは見習い、悪いところは改めるということ。ほかにも「他山の石」や「人こそ人の鏡」などの表現もあります。あらためて心に留めたい言葉の一つです。

・妙泉寺さんは、京都市中京区三条通大宮西入ル(三条大宮公園の南隣)です。入口に掲示板が建っています。いつも有り難うございます。
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by ikuitiri | 2018-05-14 16:35 | 古いもの、愉しきもの

丹波篠山を探訪。陶芸美術館にて「弥生の美展」を拝見(5月27日まで開催中)。

・「デカンショ、デカンショで半年暮らす。アヨイヨイ。あとの半年ねて暮らす。ヨーオイ、ヨーオイ、デッカンショ・・・。」ご存知でしょうか篠山の盆踊り歌「デカンショ節」。デカンショというのは、かの有名な哲学者、デカルト、カント、ショーベンハウエルの略であるという説が有力だそうです。京都府のお隣の兵庫県篠山市を訪ねてきました。

・新緑の美しい風景の中、京都から車で約2時間。城下町・篠山市に到着。観光地とは言うものの京都市内とは大違いで、ゆったり、のんびりさせて頂きました。嬉しいことです。

・今回は篠山市立杭にあります「兵庫陶芸美術館」で開催中の「弥生の美展」も拝観。大自然と歴史に触れ、気持ちの良い一日を過ごすことができました。感謝。(5月10日撮影)
▼人気の観光スポット「河原町妻入り商家群」地区へ。
(国の重要伝統的建造物群保存地区)
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▼河原町の「丹波古陶館」前にある、民藝の創始者・柳宗悦氏揮毫の石碑。
「尚古啓新」
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▼河原町の丹波そば切り「花格子」さんのそば膳。
お蕎麦はもちろん、黒豆ごはん、胡麻豆腐も美味でした。
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▼「弥生の美展」を拝見に「兵庫陶芸美術館」へ。
(詳細は館のHPにて。入場有料。)
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▼陶芸美術館は丹波陶の里・立杭(たちくい)にあります。
風光明媚な自然美と陶芸美のハーモニー・・心洗われます。
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▼5月27日まで開催の「弥生の美展」。全国から重文含む約160点余りの優品が勢揃い。
のどから手が出そうなものが沢山ございました。
日本民藝館所蔵の朱彩壺形土器は見応え抜群でした。
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by ikuitiri | 2018-05-11 21:39 | 古いもの、愉しきもの

「お釈迦さんワールド展」ご紹介。龍谷ミュージアムにて、6月17日まで。

・仏教の開祖である「お釈迦さん」にちなんだ展覧会が、京都・西本願寺前にある「龍谷ミュージアム」で行われています。会期は6月17日まで。骨董、仏教美術好きの方必見。

・本展のパンフレットには、『今から2500年ほど昔のこと、インドで育ったひとりの若き思想家が、この世の真理を悟りました。この青年の名前はガウタマ・シッダールタ。仏教の開祖である「お釈迦さん」その人です。我々はこの開祖について、どれだけのことを知っているでしょうか?本展では、開祖の人間としての姿を求め、彼が生きた時代とその生涯の物語を紹介します。』とあります。

・本展では、様々な時代や地域で作られた経典、美術品等々約135点(前・後期計)を展観。ブッダの生涯が一望できます。漫画家・手塚治虫氏の描いた「ブッダ」の原画も特別出品されています。
▼本展のPRパンフレット。
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▼西本願寺前にある龍谷ミュージアム。
2011年龍谷大学の創立370周年記念として開設。
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「龍谷ミュージアムMEMO」所在地・京都市下京区堀川通正面下ル(西本願寺前)
電話・075-351-2500 HPあり 開館・10:00~17:00
休館日・月曜日(休日と重なる際は直後の平日を休館) 有料
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▼重文の西本願寺・総門(宝永8年、1711年建立)
総門の東側から、堀川通を挟んで西本願寺を望む。
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by ikuitiri | 2018-05-07 15:57 | 古いもの、愉しきもの

七福神の護符/皐月5月・2018幾一里カレンダーより。

・今年のカレンダーも5枚目となりました。薫風5月到来。お家の軒先に小さな鯉のぼりを掲げておられるところもあり心が和みます。

・幾一里のカレンダー紹介№5は「七福神の護符(木版摺)」です。江戸時代はありそうな古作です。でも、よく見ると七福神ではなく六福神では?。そうなんです。上部の左角におられた神様を損じています。発行社や地方はどちらのものか分かりませんが、七福神の表情やデザイン感覚は優れものだと思っています。皆様は如何でしょうか。

・5月は古来より皐月(さつき)と呼ばれています。田植えの時期ですから、早苗月(さなえづき)と言っていたのが略されたと言われています。七福神の代表格・恵比寿、大黒様は、商売繁盛や五穀豊穣の神として崇められています。今年も豊年満作、五穀豊穣でありますように。合掌。(※カレンダーご入用の方は幾一里へご連絡ください。)
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(カレンダー掲載品は非売品です。ご了承のほどを。)

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by ikuitiri | 2018-05-01 15:02 | 古いもの、愉しきもの

古丹波三題。徳利と小壺と小皿と。

・いま幾一里に陳列しています古丹波陶三点をご紹介させて頂きます。古丹波陶の故郷は兵庫県篠山市。京都から車ですと亀岡、園部経由でまいります。自然豊かな美しい風景の続く快適なドライブコースです。

・古丹波は日本の六古窯の一つとして脚光を浴び、昭和になり、民藝の創始者・柳宗悦等が一躍世に知らしめることとなります。そして、骨董や民藝好きの耳目を集めることに。

・さて、写真の三点は、①後方左・栗皮釉鶴首徳利(高さ27㎝)、②後方右・白釉小壺沁み景色(高さ13㎝)、③前・住吉丸太こうし銘小皿(口径11.8㎝)。いずれも日常の暮らしの中で使われてきたものばかり。「雑器の美」を代表する味なものたちです。

▼写真は骨董情報誌・小さな蕾のご協力を得ました。
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by ikuitiri | 2018-04-29 17:42 | 古いもの、愉しきもの

泥絵・江戸浅草寺/卯月4月・2018幾一里カレンダーより。

「花の雲 鐘は上野か 浅草か」かの有名な松尾芭蕉の俳句です。今を盛りと咲く桜と鐘の音。この泥絵は江戸・浅草寺の境内風景、俳句そのもののように思えました。したがって四月のカレンダーに登場と相成りました。実は泥絵には桜が描かれていません。でも参詣者の姿、真っ青な大空を見ていますと満開の桜が想像できます。心を明るく愉しくさせる泥絵です。

・ところで泥絵とは、顔料に胡粉を混ぜた安価な絵の具で描かれたもので、江戸時代の1820年~1870年頃に江戸や上方で土産用の名所絵として人気を博しました。近年、大津絵などと共に民藝を代表する逸品として愛好されています。
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「観音の いらか見やりつ 花の雲」 松尾芭蕉
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(カレンダー掲載品は非売品です。ご了承のほどを。)




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by ikuitiri | 2018-03-31 21:02 | 古いもの、愉しきもの

木彫合掌仏/弥生3月・2018幾一里カレンダーより

・今年のカレンダーもあっという間に三枚目となりました。時だけは正確に着実に進んでまいります。

・「暑さ寒さも彼岸まで」という諺がありますように、3月はお彼岸を迎えます。彼岸の入りは18日、彼岸の中日は21日、彼岸明けは24日。昼と夜の長さがほぼ同じになり、太陽が真西に沈む彼岸の中日を、日本では「春分の日」として祭日にしています。

・仏教では極楽浄土、つまり彼岸は、西にあるとされていて、「お彼岸さん」は日本独特の習慣となったようです。墓参などご先祖さんの供養をします。

・そんな弥生3月は、木彫の合掌仏をカレンダーに登場させました。江戸後期はあろうかと思われる味わいがあります。東北や新潟など雪国にあったものではないでしょうか。暮らしの中で信仰の対象として崇められたものと思います。祈りは人々の願いと感謝の心でした・・・。(※カレンダーに掲載のものは非売品です。ご了承のほどを。)
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毎年よ 彼岸の入に 寒いのは   正岡子規
牡丹餅の 昼夜を分つ 彼岸哉   正岡子規
門前を 彼岸参りや 雪駄ばき   夏目漱石
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by ikuitiri | 2018-02-28 18:01 | 古いもの、愉しきもの

「OPENER展」 BANKOアーカイブデザインミュ―ジアムにて。(会期終了)

・久し振りに三重県四日市市にあるBANKOアーカイブデザインミュージアムへ。本ミュージアムは陶芸家・内田鋼一さんが主宰されています。第三回目の企画展を3月12日まで開催中。

・テーマは「OPENER」・・つまり、抜く道具。ワインオープナーと栓抜きが主役です。それに欧州のワインボトルやグラスなどの周辺のものを含めて約100点を展観。暮らしに身近な道具のデザインの美しさをとくとご高覧あれ・・。

▼本展のPRパンフレット。
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▼ミュージアムの建物に洒落たロゴマークが・・。
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▼出展品の一部。(パンフレットより)
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「BANKOミュージアムMEMO」
所在地・三重県四日市市京町2-13-1F
電話・059-324-7956
休館日・火曜、水曜日
開館時間・11:00~18:00
HPあり、有料、カフェも併設

▼幾一里にあります栓抜きのいろいろ。
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by ikuitiri | 2018-02-16 16:34 | 古いもの、愉しきもの

円空仏を訪ねて。三重県菰野町・明福寺さんへ。

・久し振りに円空仏を訪ねました。三重県は鈴鹿山脈の麓・湯の山温泉のある菰野町・明福寺さんへ。明福寺の円空さんは、大変珍しい両面仏です。仏像の前後に彫刻されていて、片面は薬師如来、片面は阿弥陀如来となっています。(御丈160㎝)円空さんの代表作の一つです。

・この円空仏は、元は伊勢神宮の神宮寺だった伊勢市の常明寺の持仏でした。明治初年の廃仏毀釈の際に難を逃れ、縁あって明福寺に安置されました。昭和48年菰野町の有形文化財に指定。本像は国内はもとより海外にも数多く出展されています。1999年、欧州はベルギー・アントワープにある国立民族博物館にも出展。「神秘的な微笑の仏像」であると称賛されたそうです。(拝観希望の際は事前確認が必要です。2月8日撮影。)

▼薬師如来像(以下の写真額三点は明福寺藏、撮影させて頂きました。)
お顔の表情が何とも言えません。微笑仏と言われる所以です。
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▼阿弥陀如来像
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▼真横から見た円空両面仏
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▼本堂に鎮座しておられる両面仏(実写)。
残念ですが、日頃は片面しか拝観できません。
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▼明福寺さんの山門から見た本堂
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▼俳人・山口誓子(1901~1994)の句碑です。
明福寺の円空さんを詠まれています。
「円空仏 外に出で来て 枯銀杏   誓子」
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▼近鉄湯の山線の列車と雪の鈴鹿の山々。のどかでした。
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▼円空さんからの贈りもの、地酒「早春」。
今の季節にピッタリ、嬉しく飲み干しました。
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by ikuitiri | 2018-02-11 15:56 | 古いもの、愉しきもの

[ゴッホ展・巡りゆく日本の夢] 京都国立近代美術館にて。(会期終了)

・いま京都岡崎・国立近代美術館では、世界中で絶大な人気を誇っているご存知、画家の「ゴッホ展」を開催中。会期は3月4日まで。金曜・土曜日は夜の8時まで開館(入場は午後7時半まで)・・嬉しいことです。(有料、詳細HPを)

・サブタイトルは「巡りゆく日本の夢」。ゴッホ(1853~1890)は「新たな表現形式を模索する中で、浮世絵や日本に関する文献資料が重要な役割を果たしました。日本に芸術的、社会的、宗教的理想を見出しました」。(本展パンフレットより)今展では、ゴッホの作品はもとより、影響を与えた浮世絵版画等も豊富に展観。日本とゴッホの関わりが理解できるよう工夫されています。

▼近代美術館前のPRパネルと平安神宮大鳥居。
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▼展観作品。(絵葉書より)
左上・水夫と恋人、右上・アイリスの咲くアルル風景、下・種まく人
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▼展観作品・花魁(おいらん)、左は浮世絵師・英泉作。(本展パンフより)
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▼今展のパンフレット。
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▼平常展会場に展示されている「ゴッホの部屋」
美術家・森村泰昌氏作品
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▼近代美術館からの比叡山遠望。
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by ikuitiri | 2018-02-06 17:02 | 古いもの、愉しきもの


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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