「幾一里のブログ」 京都から ・・・



『東山魁夷展』生誕110年記念、京都国立近代美術館にて開催中。10月8日まで。

・皆さんご存知の東山魁夷画伯(1908~1999)と言えば、近代日本画を代表する巨匠です。いま京都国立近代美術館(左京区岡崎)では30年ぶりの大回顧展が開催されています。会期は10月8日(月・祝)まで

・小生もほんとうに久し振りに東山画伯の作品を拝見。「国民的風景画家」と呼ばれる所以をあらためて痛感しました。大自然や町並みの芸術的描写だけでなく、氏の自然観や精神性に満ちあふれています。心から「美しい」と感じました。

・そして圧巻は、奈良唐招提寺御影堂の障壁画・全68面の再現展示です。小生は初めて拝見。東山芸術の集大成とも言われている大作です。構想から10年を費やし完成。その迫力とあふれる情感をぜひご堪能いただきたいものです。

▼美術館前のモニュメント(画題「唐招提寺御影堂障壁画・濤声」、1975年作)
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▼美術館前のモニュメント(画題「道」、1950年作)
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「京都国立近代美術館メモ」
所在地・京都市左京区岡崎公園内、東山魁夷展の会期・10月8日(月・祝)まで
休館日・月曜日(但し祝日の場合は開館)、HPあり
開館時間・9:30~17:00、但し金曜・土曜日は21:00まで
(いずれも入館は30分前まで)

▼展覧会のPRパンフレットより(唐招提寺御影堂障壁画「山雲」より、1975年作)
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▼花明り(1968年作、PRパンフレットより)
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# by ikuitiri | 2018-09-24 21:02 | 古いもの、愉しきもの

『杉田明彦 漆工展』を開催。幾一里にて、10/6~14まで。

・爽やかな秋の到来です。今夏の猛暑と天災はほんとうに大変でした。どうか平穏で豊かな実りの秋でありますようにと祈らざるを得ません。

・そして、文化の秋、芸術の秋です。幾一里も企画展を開催。漆工作家・杉田明彦氏の個展です。杉田氏は金沢市に工房を持たれています。2007年から輪島の塗師・赤木明登氏に師事され、2013年に独立後は個展を中心に活躍。

・光沢を押さえた漆黒の表情とモダンな作品は、多様化した現代の食と住生活にマッチ。遠くフランスパリの有名レストランでも好評とのこと。作品はお椀、お皿などの暮らしのうつわから、平面・立体アートまで多彩。どうぞご期待ください。
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●なお、10月6~7日は杉田氏も在廊予定です。気持ちの良い秋の一日
京都散策のおついでに幾一里へもぜひおでかけください。お待ちしております。
(※DMご入用のお方様はご連絡ください。郵送させて頂きます。)
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# by ikuitiri | 2018-09-18 21:32 | 幾一里の工芸展ご紹介

大徳寺418世・宙寶老師書『老中の壮』をご紹介。

9月17日はご存知「敬老の日」・・・お年寄りを敬愛し、長寿をお祝いする日です。そんなこともあって敬老の日にちなんで、幾一里の店の床の間には「老中の壮」という一行書を掛けました。「老いても、なお元気」、そんな意味でしょうか。本書にあやかり、いつまでも壮健で過ごしたいものです。

・この一行書は、宙寶宗宇(ちゅうほう そうう、1760~1838)老師の書です。箱には天保4年(1833)と記されています。江戸後期の臨済宗の僧で、京都・大徳寺の四百十八世。大徳寺の塔頭である芳春院の十三世住職でもあります。晩年は茶の湯三昧で過ごし、近世後期の大徳寺を代表する能書家であったと言われています。
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# by ikuitiri | 2018-09-15 18:08 | 古いもの、愉しきもの

旬のぶどうと小林朝治の版画・・・。

・知人から旬の美味しい贈り物が届きました。ぶどうの本場、山梨県勝沼町産の「シャインマスカット」です。そこで思い出したのがぶどうの版画です。版画は小林朝治氏の作品。そんなことにて、今回は葡萄にまつわるブログとなりました。

・シャインマスカットは美しい色と形、そして、味の良さは満点。ほんとうに上品な美味しさでした。控えめで、とろっとした甘さは格別。ほんとうに嬉しいことでした。そして、皮をむくよりもそのまま一緒に頂戴する方が美味しいのです。

・ところで、ぶどうの版画のことです。山梨と同様にブドウの産地・長野県須坂市出身の版画家(眼科医でもあります)小林朝治氏(1898~1939)の作品です。

・ある時「須坂版画美術館(HPあり)」で出会った小林朝治氏の版画に心打たれ、何とか手に入れたいと思っていた頃、偶然に見つけたもの。大正から昭和初期の版画は、ほのぼのとしたロマンや人間味を感じます。(版画は非売品)

▼小林朝治作「ぶどうの図」(1937)
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▼贈って頂いたシャインマスカット(モザイク写真)
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▼美味しさ最高!。写真はちょっとまずい・・・。
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▼須坂版画美術館にて入手した小林朝治版画作品集。
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# by ikuitiri | 2018-09-10 22:01 | 町と暮らしと自然の風景

若狭・小浜の棚田と名水と鮨と・・をご紹介。

・久し振りに若狭小浜方面へ。先ずは、稲刈り前の「田烏の棚田」を訪ねました。その後、美味しい水が欲しくて「名水百選・瓜割の滝」へ。お昼は鮨店にて「海鮮どんぶり」を美味しく頂きました。道中、実りの秋の主役・頭を垂れた稲穂畑が存分に目の中に飛び込んできました。残暑の中でしたが、清々しい気分にひたりました。感謝。(8月29日撮影)

▼青空と若狭の海と稲穂揺らぐ棚田と。気分の良い光景です。
棚田は小浜市田烏(たがらす)にあります。田烏は、120戸の集落だそうで、
夏は海水浴場が開設され賑わいます。
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▼海岸にあったイカ釣り船から望む、なだらかな棚田風景です。
日本の原風景ですね。時代は変わっても大切にしたいものです。
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▼犬熊(いのくま)海岸にあった魚をデザインしたガードレール。シャレています。
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▼名水百選「瓜割(うりわり)の滝」です。天徳寺さんの境内にあります。
名水公園として親しまれ、名水を汲んで頂戴して帰ることができます。
日本の名水百選に選ばれています。(昭和60年)
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▼陰陽師で知られる阿部清明が雨乞いのためこの地を訪れたそうで、瓜割の滝は
霊験あらたかなパワースポットとしても人気だそうです。
今もこんこんと名水が湧き、流れ、人々を潤しています。
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▼拙宅はたまに瓜割の水を頂戴します。名水ラベルを貼ったポリタンクを持参。
名水の保護基金としてラベルを発行されています。
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▼小浜市福谷の海岸沿いにある「鮨一」で頂戴した海鮮どんぶり。
ネタも新鮮、美味でした。さすが御食国(みけつくに)若狭小浜です。
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▼若狭は御食国・・・海の幸、山の幸、そして良き水とお米。優れた食材がたくさん。
美しい田園風景。石灯籠は、その昔、集落の道しるべだったのでしょうか。(瓜生の里)
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実るほど頭を垂れる稲穂かな・・・。良き実りの秋でありますように。
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# by ikuitiri | 2018-09-04 17:57 | 町と暮らしと自然の風景

木彫観音・釈迦如来立像/長月9月・2018幾一里カレンダーより

・酷暑の8月が終わり、秋の入り口9月(長月)です。稲刈りをはじめ、実りの秋の始まりでもあります。そして「暑さ寒さも彼岸まで」の秋の彼岸を迎えます。秋分の日の9月23日は彼岸の中日、彼岸の入りは20日、彼岸明けは26日。この間にご先祖のお墓参りなどをするのが習わしですね。

・そんな9月に観音様と釈迦如来様をカレンダーに登場頂きました。たいへん愛くるしいお姿で、こちらの心までも優しく、丸く、豊かにしてくれます。身近にあって、嬉しい、愉しい仏様です。多分雪国のお家で永年鎮座されていたものではないかと思われます。夏バテのなきように、そして豊かな実りの秋が迎えられますように・・・合掌。
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「正岡子規・秋彼岸の俳句」

秋はまた 春の名殘りの 三阿彌陀
オ萩クバル 彼岸ノ使 行キ逢ヒヌ
梨腹モ 牡丹餅腹モ 彼岸カナ
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・2018幾一里カレンダーをご入用の方はお問い合せください。
・カレンダー掲載品は全て非売品ですのでご了承ください。
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# by ikuitiri | 2018-08-31 17:13 | 古いもの、愉しきもの

生誕110年、日本画家「田中一村展」のご紹介。滋賀・佐川美術館にて。(会期終了)

・生誕110年の今、スポットを浴びる日本画家・田中一村(たなかいっそん)。小生も恥ずかしながら、NHK・Eテレ日曜美術館の特集番組を通じて画業を知った次第です。滋賀県にある佐川美術館にて大規模な回顧展が開催されています。ぜひご高覧を。9月17日まで。

・田中一村(1908~1977年)は、栃木に生まれ、幼少期から南画を描き、神童と呼ばれたそうです。今展でも7歳の頃の作品が出展されていました。ほんとうに驚きです。東京美術学校に入学するも二か月で退学。以降、独学で画家人生を・・・千葉で20年、そして奄美大島へ。亜熱帯の植物や鳥などを題材とし、独自の画業を求め精進。しかしながら、作品を発表する機会もなく、無名のまま他界。近年、その画業がクローズアップされ、国内はもとより、海外でも大いに注目されています。

▼今展のPRパンフレットより。
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▼今展の絵葉書より。写真上・奄美の海、中・林間夕照、下・柿図。
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「佐川美術館メモ」
所在地・滋賀県守山市水保町北川2891、電話077-585-7800
開館時間・9:30~17:00、休館日・月曜日(9/17は開館)、HPあり、有料

▼琵琶湖のほとりに佇む、グッドデザインの佐川美術館。
常設の佐藤忠良館、平山郁夫館、樂吉左衛門館も拝観でき、
時間を忘れて楽しめます。カフェも併設。
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# by ikuitiri | 2018-08-28 21:42 | 古いもの、愉しきもの


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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