・今回の心に留まる言葉は、京都・御前通にある曹洞宗の導故寺(どうこじ)さんの掲示板からです。通りすがりに写真のような素朴な毛筆が目に飛び込んでまいりました。ハッ!としました。「雨ニモマケズ」これは宮澤賢治。そして、二行目は「COVID-19ニモマケズ」。COVID-19とは新型コロナウイルスのこと。梅雨時6月、コロナ禍の今、何と時宜を得た言葉なのでしょうか。お寺さんのセンスに拍手でした。
・導故寺さんの所在地は、京都市上京区御前通妙心寺道上ル、御前通に面しています。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシズカニワラッテヰル
(後略)
詩・宮澤賢治
1931年 秋
▼曹洞宗・導故寺さんの山門