・日本画の秋野不矩画伯(1908年~2001年)は、現在の浜松市二俣町生まれ。1998年、その故郷に天竜市立秋野不矩美術館(現在は浜松市立)が開館。翌年の1999年、文化勲章を受賞されました。永年京都画壇で活躍された縁により、京都府文化賞も受賞されています。
・本年は、来春まで五回に分け「秋野芸術の精華」と題して館所蔵品展が開催されます。6月21日から8月10日までは「秋野不矩と西洋絵画」をテーマに展観中です。
・小生の思い出を一つ。ある時、秋野画伯を京都の個展会場で偶然お見受けしました。下の写真のように着物姿で、お一人お一人に「手を合わせ」、微笑んでご挨拶なさっていました。ご高齢なのに少女のようなみずみずしさとその凛としたお姿に感動したことが昨日のように思い出されます。
[浜松市立秋野不矩美術館メモ]
所在地・浜松市二俣町二俣130、電話0539-22-0315
開館時間・9:30~17:00
休館日・月曜日(月曜休日の場合は開館、翌日を休館)
有料、HPあり(浜松市役所のHP内)
▼美術館発行パンフレットより(建物の設計は、藤森照信氏)
▼1997年、秋野画伯直筆の言葉。(館内玄関掲示パネルより)
▼秋野画伯(館内玄関掲示写真より)
▼出展作品の「少年群像」と「生命の樹」(同館パンフレットより)