「幾一里のブログ」 京都から ・・・



お盆です。壬生寺万燈供養会へ。8月16日まで。日没から夜9時まで。

・壬生寺さんの万燈供養会は8月9日の精霊迎えから16日の送り火まで続きます。暑くて体も大変な時季にご先祖を敬う行事が行われる・・・人生、楽じゃないよと教わっているのでしょうか。(壬生寺さんは、弊店から南へ徒歩5分のところです。)

・壬生寺さんのこの行事は、平安時代から続いています。1153年の記録によりますと「七月壬生に万燈会を修す。美福門坦下に六万本の卒塔婆供養云々」とあるそうです。拙宅も献燈させて頂いております。お盆の一つの心のけじめのように思っています。合掌。

「信心の 母にしたがふ 盆會かな」 飯田蛇笏
「山里の 盆の月夜の 明るさよ」  高浜虚子
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▼お盆の間、六斎念仏踊りも本堂前で披露されます。8月9日と16日です。
9日は午後8時、16日は8時半から始まります。
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▼壬生寺さんはお地蔵さんのお寺として崇められています。
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▼今日(13日)は一か月以上待ちに待った夕立が・・・。
一瞬ですが、世の中の熱気が冷めたようで嬉しくなりました。
お分り頂けますか、雨に濡れた路面。(店内から)
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# by ikuitiri | 2018-08-13 21:31 | 町と暮らしと自然の風景

東京・上野公園「縄文展(東博)」と「木の舗道」をご紹介。

・いま東京・上野公園にある東京国立博物館では「ニッポンの美の原点・縄文展」が開催されています。今回のブログでは、縄文展のご紹介と同時に、公園内、東博へ行く途中の「木製舗装の道」をご紹介。「縄文の美」と「木の舗道」、相性が合っていると思いませんか。

・先ずは「縄文展」です。約1万3千年前から始まったとされる日本の縄文時代。人々は暮らしや祈りのための道具を工夫し、作り出してきました。東博のパンフレットには、「手仕事のあたたかさと機能の美、想いを伝える美、装いの美・・・」と紹介されています。土器や土偶、装飾品、網籠などなど、約200余点が勢揃い。そして、縄文時代の国宝全6件が集まっています。東京国立博物館で9月2日まで開催中。(詳しくは、東博のHPをご覧ください。)
▼本展のPRパンフレットより。
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・次にご紹介させて頂くのは、東博へ導く案内路の一つ、東京都・多摩地区産木材を利用した木の舗道です。下の写真がそうです。分かり難くて申し訳ありませんが、モザイク状に小さな木材が敷かれている部分です。路面幅は1m強あったと思います。

・国立西洋美術館北側から科学博物館のあたりまで敷かれていました。土の上を歩くようなソフトさが伝わってきました。快適でした。東京都は「木製舗装」と仰っていました。いたる所に利用してほしいものです。良いことですね。小生はこれも縄文の思想のように思いました。
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▼木製舗装の道にありました東京都の説明看板。
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# by ikuitiri | 2018-08-06 21:23 | 古いもの、愉しきもの

南無阿弥陀仏 筒描布/葉月8月・2018幾一里カレンダーより。

・8月は先祖の霊を祀る「お盆」の月です。幾一里のカレンダーでもお盆にちなんで写真のような「南無阿弥陀仏」の六字名号をとりあげました。南無阿弥陀仏は浄土宗、浄土真宗、天台宗、時宗などのお念仏として唱えられています。

・さて、さて、写真の布はいったい何なのでしょうか。縦86㎝、横幅は218㎝と大きなものです。木綿布で、筒描で染められています。識者曰く、「棺掛け(お棺を覆う布)」ではないかと・・・。江戸の文化・文政期頃のもので、産は新潟・長野方面、朱色は紅がらが使われているようだと。古い筒描布の資料として貴重かも。
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・ところで、名号の左右にある花の文様は「宝相華(ほうそうげ)」と呼ばれるものです。日本では、奈良時代に盛んに使用され、正倉院の宝物の文様にも多く用いられているそうです。蓮華、パルメット、ザクロ、牡丹などを組み合わせた空想上の花文とされています。(なお、本品は非売品です。悪しからずご了承ください。)
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「信心の 母にしたがふ 盆會かな」 飯田蛇笏
「盆の月 ひかりを雲に わかちけり」 久保田万太郎
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▼幾一里カレンダーにご興味のおありになる方は弊店までお問い合せ下さい。
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# by ikuitiri | 2018-07-31 20:43 | 古いもの、愉しきもの

『琉球の土器パナリ焼』展のご紹介。BANKOアーカイブデザインミュージアムにて

・いま、拝見したい展覧会の一つをご紹介。それは、『琉球の土器パナリ焼』展です。三重県四日市市にあります「BANKOアーカイブデザインミュージアム」にて開催中。会期は9月3日まで

・『パナリ焼は沖縄県の八重山諸島の新城島(あらぐすく、通称パナリ)で約200年前まで作られていた謎多き「幻」の土器です。パナリ焼の醸し出す雰囲気、佇まい・・・土のもつ柔らかさ、豊かさ、優しさ、強さ・・・。』どうぞご高覧ください。(今展のパンフレットより)

・数少ない、めったにないパナリ焼の展覧会です。ちょっと足を延ばして四日市まで行ってみませんか。小さな美術館ですが、見応え十分です。ぜひお出掛けください。

▼写真は今展のパンフレットより。
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▼BANKOアーカイブデザインミュージアムMEMO
ところ・三重県四日市市京町2-13-1F、電話・059-324-7956
開館時間・11:00~18:00、休館日・火曜と水曜日、HPあり、有料

※なお、美術館には四日市の歴史ある「萬古焼」(ばんこやき)に関する
常設展も併設されています。
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# by ikuitiri | 2018-07-26 20:35 | 古いもの、愉しきもの

祇園祭2018④/後祭・山一番の「黒主山」へ。

・祇園祭の後祭も24日の巡行を前に、21日より宵山が営まれています。連日38度を超える猛烈な暑さの続く京都ですが、昼も夜も大勢の皆さんで賑わっています。この暑さで、行事の一部が取りやめになるなど影響も出ています。暑さが一日も早く落ち着きますように。合掌。

・黒主山(くろぬしやま、室町通三条下ル)は、後祭の巡行・山一番くじを引きました。小生は前祭同様、縁起を担いで厄除け粽を頂戴に馳せ参じました。
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▼黒主山です。山のお飾りには桜の造花と御神体(人形)である六歌仙の一人・
大友黒主が飾られます。御神体は寛政元年(1789)作だそうです。
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▼御神体の大友黒主。町会所においでになりました。巡行時には山に飾られます。
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▼黒主山の懸装品です。堂々たる歴史ある美術品ばかりです。
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▼黒主山の厄除け粽です。山一番にあやかりますように・・・。
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▼室町通りです。京都らしい「北観音山」の前の町家です。少し前までは
このようなお家が並んだ町並みでした。嘆いても仕方ありませんが・・・。

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▼1355年創建と言われる「北観音山」。後祭の巡行では、
曳山の最初を司ります。(写真二枚共に北観音山)
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# by ikuitiri | 2018-07-22 14:38 | 町と暮らしと自然の風景

映画『PEACE・NIPPON』のご紹介(ピース・ニッポン)

・このところ京都は連日38度を超す暑さが続いています。避暑をかねて?、冷房の効いた映画館へ。久し振りの映画鑑賞でした。

・只今、全国の主要映画館で上映中の「PEACE・NIPPON(ピース・ニッポン)」を観てまいりました。京都では、京都駅八条口前にある「T・ジョイ京都」です。(詳しくは、peacenippon.jp)

・映画は、東日本大震災を経験された映像作家の皆さんが、「日本の美しい景色を後世に遺したい」との思いから、なんと8年をかけて四季折々の絶景を撮影、映画化されました。それも美しい景色や景観を通じて「日本を知らないこどもたちと、日本を忘れかけた大人たち」に日本人の歴史と精神と自然観を問うています。あらためて美しい国・日本を振り返りたくなりますよ・・・。

・監督は広島出身・中野裕之氏、音楽は岡野弘幹氏、ナビゲーターは小泉今日子、東出昌大のお二人。北海道から沖縄まで美しい日本がいっぱいでした。あなたも、ぜひ・・・。

▼写真は「PEACE・NIPPON」映画紹介パンフレットより
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・映画のエンディング等で流された唱歌の「故郷」が強く心に残りました。監督さんがいちばん伝えたかった心ではなかったでしょうか。

『 故 郷  作詞・高野辰之 作曲・岡野貞一 』
兎追ひし彼の山 小鮒釣りし彼の川 夢は今も巡りて 忘れ難き故郷
如何にいます父母 恙無しや友がき 雨に風につけても 思ひ出づる故郷
志を果たして いつの日にか歸らん 山は青き故郷 水は清き故郷
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# by ikuitiri | 2018-07-19 22:02 | 町と暮らしと自然の風景

祇園祭2018③/放下鉾、蟷螂山を拝見に・・・。

・この前のブログでは、放下鉾(ほうかぼこ)の組み立て中の写真を見て頂きました。今回は宵山の初日14日午前中の様子です。組み立ても終了、懸装品や提灯の飾り付けも終わり、優雅で堂々とした姿を表していました。放下鉾は新町通四条上ルにあり、町会所は伝統的な京の町家、祇園祭にふさわしい情景です。夜ともなると浴衣を着た大勢の見物客で賑わうことでしょう。宵山は16日まで行われます。前祭のクライマックス・山鉾巡行は17日朝9時から挙行されます。

▼放下鉾の町会所内。暖簾には放下鉾のシンボル、鉾頭と同様に
日、月、星の三光をデザイン化した紋が染められていました。
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▼山鉾の周りには背の高いビルやマンションが思い思いのデザインで立っています。
山や鉾とは不釣り合い、不似合いなような気がいたします。
京都もほんとうに変わりました。嘆いているのは小生だけでしょうか。
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▼写真左が町会所です。町会所二階と鉾をつなぐ階段が見えます。
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▼放下鉾の鉾頭。日、月、星の三光が下界を照らす様子を表しています。
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・次は蟷螂山(とうろうやま)です。前祭の巡行順の山一番くじを引きました。縁起を担いで、厄除け粽(ちまき)を頂戴してまいりました。
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▼蟷螂山は、写真でお分りになるかと思いますが、御所車の上にカマキリが・・・。
カマキリは、からくり仕掛けで羽を広げたりしながら巡行。大人気なのです。
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▼一番くじを引いた蟷螂山の厄除け粽を幾一里の玄関に掲げました。
鍾馗さんや茅の輪と共に家内安全を祈って頂けます。
一年間どうぞよろしく。合掌。
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# by ikuitiri | 2018-07-15 22:04 | 町と暮らしと自然の風景


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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