・お馴染みの大黒さんです。打ち出の小槌を頭に、大きな袋を肩にかけておられます。これは、石彫です。木彫は数多く見かけるのですが、石は珍しいのではないかと思っています。(寸法H27㎝)
・仕入れたのは九州でした。出所は定かではありませんが、座右で愉しめるものではないでしょうか。時代は江戸でしょう。
・七福神の一つとして喜ばれていますが、もともとは、マハーカーラと呼ばれるヒンドゥー教の神で、仏法守護の神として伝来。日本神話の大国主命(おおくにぬしのみこと)と結びつき、福の神として信仰されました。
・いま幾一里に鎮座しています。ぜひご高覧ください。お待ち申し上げています。
「早稲(わせ)刈て 大黒笑ふ 聲す也」 正岡子規


※写真は骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。