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「幾一里のブログ」 京都から ・・・



「鐘渓窯/陶工・河井寛次郎展」ご紹介。6月2日まで。京都国立近代美術館にて。

・いま京都国立近代美術館では、「鐘渓窯(しょうけいよう)/陶工・河井寛次郎展」を開催中です。河井寛次郎(1890~1966年)は京都五条坂に登り窯を築き、数々の名品を世に送り出しました。

・河井寛次郎は、柳宗悦等の民藝運動にも参画。その造形美と生命の喜びに溢れた作風は今も見る人の心に感動を与えています。今展は京都国立近代美術館所蔵の川勝コレクション(425点)からの選り抜きです。

・川勝コレクションは、川勝堅一氏の旧蔵で、すべて近美に寄贈。本コレクションは「河井・川勝二人の友情の結晶」と言われ、その極みが1937年パリ万博、1957年ミラノトリエンナーレ国際陶芸展でのグランプリ受賞です。これも、川勝氏が無断で自身のコレクションから出品された結果だったそうです。会期は6月2日(日)まで。ぜひご高覧を。詳細は美術館のHPご参照。

▼本展のPRパンフレットより。
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▼本展の会場入口です。
写真は五条坂の登り窯「鐘渓窯」です。
現在は「河井寛次郎記念館」として公開。
建物そのものも河井作品・・・一見の価値ありです。
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▼会場の写真撮影は可。但し、撮影許可作品のみ。
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▼木彫拓本作品「ない自分を つかまえてゐる ない自分」
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▼筒描陶板「おどろいて居る自分に おどろいて居る自分」
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▼作品の数々・PRパンフレットより。
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# by ikuitiri | 2019-05-21 22:44 | 古いもの、愉しきもの

三井寺の円空仏を訪ねて。(滋賀県大津市)

・円空仏のある京都から一番近い寺院・・・それは、滋賀県大津市にある「三井寺(みいでら)」です。三井寺は古来より近江八景の「三井の晩鐘」で有名な古刹。ここに円空仏が鎮座しています。

・三井寺の円空仏が発見されたのは昭和38年。境内にある重文の一切経蔵の輪蔵上にあるお厨子から七体発見されました。ちょうど円空仏が世に知られ、クローズアップされた頃でした。

・滋賀県内では九体の円空仏が確認されていますが、そのうちの七体が三井寺のもの。円空は三井寺に足繁く訪れ、元禄二年、当時の大僧正から自坊(美濃国・弥勒寺)を末寺として認められたという経緯があります。

▼三井寺の円空仏/善女竜王像
(以下、円空仏の写真は全て三井寺発行の絵葉書より)
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▼堂々たる三井寺の山門
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▼国宝・金堂/堂内に七体の円空仏が鎮座しています。
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▼円空仏が見つかった重文・一切経蔵内の八角形の輪蔵
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▼七体の円空仏・・・いずれも善女竜王像
何気なく微笑んでいるお顔に心が和みます。
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◆三井寺の所在地 滋賀県大津市園城寺町246 ◆HPあり
◆電話 077-522-2238 ◆入山有料 ◆拝観時間 8:00~17:00
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▼いで入るや 波間の月を 三井寺の 鐘のひびきに あくるみずうみ
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▼境内に咲いていたハルジオンの花
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# by ikuitiri | 2019-05-18 12:17 | 古いもの、愉しきもの

旬の花「フタバアオイ」が咲きました。

・新緑の美しい薫風五月。拙宅の小庭に旬の花「フタバアオイ」が咲きました。新芽の時、どなたかに苔玉の状態で頂戴しましたが、写真のように成長してくれました。愉しいことです。嬉しいことです。

・ところで、5月15日は京都三大祭(葵祭、祇園祭、時代祭)の一つ「葵祭」が行われます。祭神である上賀茂神社の神紋がこの葵。したがいまして「フタバアオイ」のことを「加茂葵(かもあおい)」とも申します。

・フタバアオイの花言葉は「細やかな愛情」。葉っぱの形がハート形ですから、うなずけますね。
▼葵祭の輿や御所車など行列には葵の葉が飾られます。
五穀豊穣を祈願した行列は、京都御所から下鴨神社、上賀茂神社まで続きます。
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のびきって 夏至に逢ふたる 葵かな
咲き満つる 葵の花や 梅雨に入る
正岡子規
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▼ちょっと分かり難いかと思いますが、写真上部の赤褐色の花が葵の花です。
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# by ikuitiri | 2019-05-14 16:42 | 町と暮らしと自然の風景

心に留まる言葉№39/来迎寺さんの掲示板から。

・今回の言葉は、来迎寺さんの掲示板からです。「継続は力なり、こつこつがコツ」、言い得て妙ですね。

・良きことは飽きずに続けて行くことが大事。小さなことも継続によって大きく育ちます。こつこつ・・・骨になり、骨格になるよう頑張りましょう。

・来迎寺さんの所在は、京都市中京区神泉苑通三条上る東側です。
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# by ikuitiri | 2019-05-10 21:11 | 町と暮らしと自然の風景

加賀・那谷寺探訪(石川県小松市)/白山信仰・自然智の森へ。

・黄金週間の最初に石川県小松市の那谷寺(なたでら)へ。JR加賀温泉駅から車で約15分。那谷寺は開創1300年とのこと、白山信仰自然智(じねんち)の森として、北陸観音霊場として親しまれています。

・心洗われる新緑の美しさと心地よい森林浴、まさに「自然こそ神仏」そのもの。「自然智」の教えを実感いたしました。境内にある天然の岩山洞窟がご本尊となっています。

・奈良時代の養老元年(717)に泰澄法師が開創、以降火災等で焼失。江戸時代の寛永17年(1640)に加賀藩主前田利常が諸堂を復興、現在に至っています。建物の多くは国の重要文化財、庭園等は国の名勝に指定されています。

▼岩山の一角にある大悲閣・・・真っ暗な洞窟の中へ。
「いわや胎内くぐり」をさせて頂きました。
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▼品格ある那谷寺の山門です。
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[那谷寺MEMO] ・所在地 石川県小松市那谷町ュ122、
・電話 071-65-2111、・HP あり、・拝観 有料
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▼苔むした庭園を過ぎると眼前に岩山が開けます。一瞬驚きました。
この岩山洞窟が那谷寺のご本尊なのです。
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▼重文の三重塔。
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▼奥の細道・松尾芭蕉の句碑「石山の 石より白し 秋の風」
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▼境内には季節の花・石楠花(しゃくなげ)がそこここに。
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▼霊峰・加賀白山遠望。(標高2,702m)
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# by ikuitiri | 2019-05-05 21:13 | 町と暮らしと自然の風景

平成から令和へ。仙厓和尚も喜んでおられます・・・。

・時は4月30日から5月1日へ。そして年代も、「平成から令和」へ。新しい時代の始まりです。心機一転、お互いに新時代を明るく元気に歩んでまいりましょう。

・令は中国の辞書では「善なり」、日本では「うるわしい」という意味になるそうです。文字通り「うるわしい平和な時代」になるよう一人一人が頑張らなければ・・・。(引用文・初春月、気淑風、梅披鏡前之粉・・・)

▼令和の書は京都新聞の記事より。
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・「令和」の出典は万葉集巻五/梅花の歌の序文からです。歌が詠まれたのは、藤原道真公ゆかりの九州福岡「太宰府」の地。

・下の写真は、弊店の床の間に掛けている仙厓和尚の画幅。梅花を手に持った渡唐(ととう)天神の図です。仙厓和尚(江戸時代、1750~1837)は、福岡博多の聖福寺の禅僧であられました。祝・令和の意味を込めて太宰府ゆかりのものをしつらえました。いかがでしょうか。
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・画幅の書は「天下梅花主 扶桑文字祖 噫鎮西太宰府」とあります。
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# by ikuitiri | 2019-04-30 21:07 | 古いもの、愉しきもの

「大徳寺龍光院展」5月19日まで開催中。花吹雪のミホミュージアムへ。(会期終了)

・京都中心部の桜はほぼ葉桜に。ここ滋賀県信楽のミホミュージアムではまだ美しい姿を留めていました。春風と共に花びらが散り、最高のお花見ができました。(4月23日撮影)

・ミホミュージアムではいま「大徳寺龍光院・国宝曜変天目と破草鞋展」を開催中です。会期は5月19日まで。お花見も兼ねてでしょうか、大変賑わっていました。国宝曜変天目茶碗を拝見するのに約30分ほどかかりました。行列覚悟でおでかけください。それも楽しからずやです。
▼展示本館に向かうトンネル内から見る桜並木
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▼ミホミュージアムご自慢の桜並木
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▼散った桜の花びらが散策路に・・・美しいですね
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▼季節の移ろいを感じます・・・桜と新緑
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▼青もみじに花が咲いています
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・今展では、京都紫野大徳寺の塔頭である龍光院の200点にものぼる名品の数々を展観。(展示替えあり)龍光院は一般の拝観を受け入れず禅の教えとともに歴史的な至宝の数々を守ってこられました。江月和尚を開祖として慶長11年(1606)に建立。以来400年、散逸を免れ、伝わってきた至宝がお披露目されています。ぜひご高覧のほどを。

▼展覧会のPRパンフレットより
左のお茶碗が国宝・曜変天目です
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▼重文・伝牧谿筆 柿・栗図(南宋時代、13世紀)5/6まで展示
同展のPRパンフレットより
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・今展のタイトルにある「破草鞋(はそうあい)」とは、破れた草鞋(わらじ)を表します。自らが学んだ法や修めた道をちらつかせることなく、人知れず平凡に、一つの破れたわらじのように生きて行くことが、禅の修行の境地であるという意味です。

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# by ikuitiri | 2019-04-24 21:27 | 古いもの、愉しきもの


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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