「幾一里のブログ」 京都から ・・・



水上文学の故郷/若州一滴文庫のご紹介。(福井県おおい町)

・福井県小浜市に隣接するおおい町は、皆様ご存知の作家・水上 勉氏(1919~2004)の故郷です。この地に1985年水上文学と竹人形文楽の里として生まれたのが「若州一滴文庫」。小生は今までに数回訪ねていますが、毎回何かと教わることが多く、あらためて水上 勉氏の心と作品のぬくもりを感じています。ぜひお訪ねください。おすすめです。

・館内では、水上文学のいろはは勿論のこと、ゆかりの作家の絵画、蔵書二万冊の図書館、儀山善来和尚などの禅僧顕彰資料展示、竹人形館など見どころ盛沢山。詳しくはHPをご覧ください。

「所在地」福井県大飯郡おおい町岡田33字小近谷2の1、「電話」0770-77-1424、「休館日」毎火曜日(祝日の際は翌平日)と12/29~1/3、「開館時間」9:00~17:00、「有料」。

▼一滴文庫のPRパンフレット。
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★なぜ一滴文庫というネーミングになったのでしょうか。その一滴の意味は。
館内の展示説明文をそのまま引用させて頂きました。
『儀山善来が晩年頃風呂へ入っていました。ひとりの雲水が湯槽に水を入れたあとの残り水を無造作に庭へ捨てるのを見て大喝し「一滴の水も草木の根にかけてやれば花となり葉となってよろこぶものを、もったいないことをする奴だ」と叱りました。雲水はその言葉ではらりと悟って儀山を継ぐ弟子となりました。名を滴水とあらためました。この人がのち天龍寺管長となった由利滴水です。』

▼一滴文庫遠望。山川草木のなかで水上氏の心を満喫ください。(3月20日撮影)
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▼大きな長屋門が入口です。
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▼入口から見た本館。
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▼一滴文庫の全景です。(PRパンフレットより)
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▼庭園に咲いていた椿。珍種でしょうか、変わった花の形をしていました。
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▼今が旬の桜、水上 勉著「在所の桜」を只今読書中。(1991年発刊)
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# by ikuitiri | 2017-04-01 21:52 | 町と暮らしと自然の風景

endless山田正亮の絵画展・開催中。京都国立近代美術館4月9日まで。(会期終了)

・京都岡崎公園内の国立近代美術館では「山田正亮の絵画」展を開催中。勉強不足で画家・山田正亮氏(やまだ まさあき 1929~2010)のことを小生は存じませんでした。美術館のPRパンフレットを拝見して「これはぜひ~」と思ってまいりました。

・山田氏は生涯5000点もの作品を描かれたそうです。1978年東京の画廊で個展を開催、「現代絵画の遅れてきた寵児」として高い評価を受けることに。そして、欧米でも注目を集めているようです。

・展覧会の中心となる作品はシンプルなストライプ絵画、でもそれぞれに違った表情と個性を持ち、何層にも重ねられた絵の具が何とも言えない味を醸し出しています。シンプルですが、見飽きません。奥深いものを感じさせます。会期は4月9日(日)まで。ぜひご高覧のほどを。

▼美術館屋外のPRモニュメント
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▼美術館のエントランスホール
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▼1950年の静物画  (以下、絵画写真3点は美術館で求めました絵葉書より)
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▼WorkCより(山田正亮氏はストライプの画家ともいわれていました。)
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▼山田正亮氏の言葉をご紹介
見える様に描くのは 色彩が見えるようにするのだ  1949年
描き続けたまえ 絵画との契約である  1952年
完成させないことだ というよりは完成は過程なのだ  1954年
変化は急いではいけない そのことの期待に終わるからだ  1959年
空間と視覚の位置を決定してゆく白  1962年
絵画の核は人間と云うのはわかっている  1967年
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「展覧会MEMO」
☆本展の会期 4月9日(日)まで  ☆開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)  ☆休館日 毎月曜日  ☆有料
☆HPあり
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# by ikuitiri | 2017-03-21 20:41 | 古いもの、愉しきもの

六田知弘氏の写真展「宇宙のかけらー御所」をご紹介。(会期終了)

・遠来のお客様のご紹介で写真家/六田知弘(むだともひろ)氏の写真展のことを知り、拝見しました。大阪中之島の京阪電車なにわ橋駅地下1Fコンコースにある「アートエリアB1」へ。

・写真展のタイトルは「宇宙のかけらー御所(ごせ)」。御所は奈良県御所市のことで、六田氏の故郷。大和平野の西南部にあり、金剛山や葛城山の山麓に広がります。古事記に登場する高天原(たかまがはら)の伝承地であり、修行僧・役行者(えんのぎょうじゃ)伝説でも知られています。そんな御所の自然や歴史を六田氏の五感とカメラで捉えた写真展。ぜひご高覧を。

・大阪会場「アートエリアB1」での写真展の会期は3月19日まで。今展は地元御所市でも開催、御所会場の会期は3月31日まで。両会場とも主催は奈良県御所市。(会期終了)

☆御所会場ー御所まち(町家)赤塚邸、御所市1320番地(本町)、9:00~17:00、入場無料
☆詳しくは、HPをご覧ください。http://gose-muda.jp

▼写真は本展のPRパンフレットより。
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▼大阪会場近くのなにわ橋から見た中之島風景
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# by ikuitiri | 2017-03-15 22:48 | 町と暮らしと自然の風景

名園・桂離宮を訪ねて。


・桂離宮は京都市西京区の桂川畔にあります。江戸初期に八条宮智仁と智忠親王が宮家の別荘として造営。以来400年、火災等の被害もなく当時の姿そのままに維持されています。(宮内庁管理)

・20世紀を代表するドイツの建築家、ブルーノ・タウトが「それは実に涙ぐましいまで美しい」と讃えました。簡素な中に格調の高い日本の美を余すところなく見せてくれます。建物は数寄屋造りの代表であり、お手本となっています。一度、一日だけでもこの桂離宮で過ごしたいと思うのは小生だけでしょうか。幸せなひとときでした。感謝。(見学、撮影3月9日)

▼古書院、中書院、楽器の間、新御殿と並ぶ建物群は雁が飛ぶ隊形にそっくりであり雁行型と呼ばれています。
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▼御幸門
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▼外腰掛から見る蘇鉄山
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▼石の敷き詰められたところが洲浜、灯籠は灯台、石橋は天橋立に見立てているそうです。
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▼書院前の白梅が咲き誇っていました。
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▼アート作品のように見える!床の間の壁面。(経年変化の味でしょうか。)
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▼桂離宮の庭園で唯一、今を見ました。(工事中箇所)
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▼桂離宮近くの老舗の中村軒。名物の麦手餅を頂戴して帰りました。
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# by ikuitiri | 2017-03-11 22:09 | 町と暮らしと自然の風景

古唐津と古染付の名品展ご案内。東京/出光、石洞の両美術館にて。(会期終了)

・いま東京の出光美術館と石洞美術館では、両館の核となる蒐集品=古唐津と古染付をテーマにした特別展が開催されています。骨董や陶芸ファンにとっては見逃せない注目の展覧会です。ぜひご高覧ください。小生も愉しく拝見してまいりました。

[古唐津展=出光美術館/3月26日まで(会期終了)

・出光美術館はご存知の通り、出光興産の創業者・出光佐三氏(1885~1981)が蒐集された美術品を展観。今回の古唐津展は、開館50周年記念、13年ぶりの大唐津展です。約180点の逸品が一堂に会しています。

(所在地・東京都千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル9階、電話・03-5777-8600、毎月曜休館、開館10:00~17:00、有料、HPあり)

▼写真は美術館のPRパンフレットより。
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[古染付展=石洞美術館/4月2日まで(会期終了)]

・石洞美術館は千住金属工業の本社ビルにあり、社長であった実業家の佐藤千壽氏(1918~2008)が蒐集された美術品が展観されています。古染付の収蔵では日本屈指。今展では約80点の選りすぐりが展示されています。

(所在地・東京都足立区千住橋戸町23、電話・03-3888-7520、毎月曜休館、開館10:00~17:00、有料、HPあり)

▼写真は美術館のPRパンフレットより。(古染付は、中国明時代の末期中心に景徳鎮窯で焼かれました。日本の茶人からの注文で作られたものが多かったようです。)
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# by ikuitiri | 2017-03-05 21:02 | 古いもの、愉しきもの

春にピッタリ、志野織部の向付をご紹介。

・桃山時代、美濃の国(岐阜県東濃地区)に誕生した茶陶の精華・・志野織部。今回は桜と梅を描いた春にピッタリの向付をご紹介します。さて、どのような料理が似合うことでしょう…。(口径15.5㎝)

・志野織部は長石釉の上に鉄絵の施されたものです。本品は桜梅文とともに輪線が描かれ、当時としては洒落た超モダンなデザインだったことでしょう。いかにも古田織部ゆかりの陶器らしいですね。本品は桃山から江戸初期頃の作と思われます。箱には「三夜荘什」という印が押されています。三夜荘はその昔京都伏見・指月の森にあった西本願寺大谷家の別邸のことではないでしょうか。
(写真は創樹社美術出版発行・骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。)
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# by ikuitiri | 2017-02-27 20:43 | 古いもの、愉しきもの

アートなスイーツをご紹介。カフェ・シロイロさんにて。

・伊勢詣での帰路、三重県明和町養川にあるカフェ・シロイロさんに立ち寄りました。伊勢神宮さんから車で約30分のところ。

・写真の通り、頂戴しましたスイーツがアートのようでした。一幅の抽象画を見ているようで、感動いたしました。もちろん味もGOOD・・・。

・「おいしい」は「美味しい」と書きます。美しさと味・・・料理の極意ですね。ご馳走様でした。(シロイロさんの詳細は、HP「シロイロのこと」をご高覧ください。)

▼一皿一皿にシロイロさんの心が込められていました。
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# by ikuitiri | 2017-02-21 20:47 | 町と暮らしと自然の風景


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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