「幾一里のブログ」 京都から ・・・



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木彫の山の神・座辺の骨董展(6)

・今回は民間信仰の「山の神」をご紹介。古来より農家の間では、春になると山の神が山から下りて田の神となり、秋にはまた山に帰るという信仰があるそうです。また、山では猟師、木樵、炭焼などを営む人々は山を守護する神として崇めたのでしょう。自然に対する畏敬の念そのものと言えます。

・この山の神は、江戸後期から明治頃に作られたもので、新潟地方のものと思われます。よく写真をご覧ください。威厳のあるお顔であり、また慈悲に満ちたお顔でもあります。祈りは人々の願いと感謝の心でした・・・。(高さ24.3㎝)
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※写真は骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。

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by ikuitiri | 2017-11-16 23:00 | 幾一里の骨董展ご紹介

木彫の破損仏・座辺の骨董展(5)

・今回は座辺の骨董展のDMの主役になっています「木彫の破損仏」をご紹介いたします。この仏様はほんとうに一目惚れでした。原形を留めてはいませんが、その朽ち方とフォルムの美しさに心が動きました。実際には自立いたしませんが、鉄の台と支柱に支えられています。

・この仏様は形からして「十二神将」のどなたかだと思います。特定はできませんが想像するだけでも愉しいもの。頭上の尖がりの所には、十二支の一つが彫られていたことでしょう。時代は平安後期はあろうかと思っています。(高さ61㎝)
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※写真は骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。

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by ikuitiri | 2017-11-15 20:03 | 幾一里の骨董展ご紹介

古丹波徳利・座辺の骨董展(4)

・今回は六古窯の一つ丹波焼の徳利をご紹介。江戸後期作の「栗皮釉鶴首徳利」です。細くて薄づくりの鶴首徳利の制作は相当な技術力を要し、難しかったのではないかと思われます。当時の名工の作ではないでしょうか。

・栗皮釉のネーミングは、産地として名だたる「丹波栗」の皮の色を釉薬の名前にしたようです。独特の美しい光彩を放っています。お酒はもちろんですが、花一輪活けるのも乙なものです。シンプルで美しい姿は現代にも通じる傑作ではないでしょうか。(高さ27㎝)
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※写真は骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。

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by ikuitiri | 2017-11-14 20:54 | 幾一里の骨董展ご紹介

藤原盆・座辺の骨董展(3)

・今回は藤原盆です。群馬県利根郡水上村大字藤原で江戸時代より作られていたものです。骨董数寄者の間では人気のあるお盆の一つです。出品させて頂きますのは半月形盆で、藤原盆独特の菊花文が彫り出された上品なものです。

・小生も数寄者時代に手に入れた同型の藤原盆を後生大事にしています。本品は江戸末から明治頃のものでしょうか。軽いものですから、材料は橡(とち)の木と思われます。木地師の丹精が込められた木の古民藝の逸品です。(最大口径33.7㎝)
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※写真は骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。


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by ikuitiri | 2017-11-13 20:21 | 幾一里の骨董展ご紹介

午玉宝印(護符)・座辺の骨董展(2)

・今回は厄除けのための護符「午玉宝印」(ごおうほういん)をご紹介いたします。この午玉宝印は、京都市上京区の「上御霊神社」のもので、木版摺りの古作です。午玉宝印で有名なのは和歌山県の熊野三山(本宮、新宮、那智)のもので、現存する最古のものは鎌倉時代、文永年間の起請文に用いられたものと言われています。

・午玉宝印はご覧の通り、文字やレイアウトがデザイン的で、アート感覚もあり、なかなかの優れものです。本品は軸装されていたようですが、この状態で入手。展示会では額装してご覧頂きます。(護符のサイズ・縦32㎝、横43.5㎝)

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※写真は骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。

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by ikuitiri | 2017-11-12 20:06 | 幾一里の骨董展ご紹介

大阪練人形の犬・座辺の骨董展(1)

・幾一里の企画展「座辺の骨董展」は、11月18日からスタート。出品させて頂くものを少しばかりですがピックアップして順次ご紹介いたします。第一回目は「犬の大阪練人形」。

・来年の干支は戌(犬)。縁起物です。鯛と瓢箪を抱いた大阪出身の可愛い犬をご紹介。明治中期頃の作でしょうか。練人形は、桐材の大鋸屑(おがくず)に生麩糊を加えたものを材料として作られた人形です。江戸から大正時代の頃に大阪でも練人形が作られていました。案外知られていません。郷土玩具の一つとして珍重されています。(人形の高さ6~7㎝)
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※写真は骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。

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by ikuitiri | 2017-11-11 22:02 | 幾一里の骨董展ご紹介

秋恒例「座辺の骨董展」を開催。11月18日~26日まで。幾一里にて。

・今年も「座辺の骨董展」を開催いたします。今年のテーマは「祈りと遊び」・・古民藝から仏教美術まで、味わい深く心に残るもの、見ていて愉しめるもの、使ってうれしいもの等々多彩に出品の予定です。ご期待に少しでも沿えるよう頑張る所存です。

★会期は11月18日(土)~26日(日)、会期中無休、
             開店時間12:00~18:00

・幾一里はこの10月10日、開店20周年を迎えました。お蔭様です。ほんとうに有り難うございます。ちょっと緊張しています。感謝の心を込めてご来店をお待ちしています。深まり行く秋、京都散策のおついでにお気軽におでかけください。
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祈りは人々の願いと感謝の心でした
遊びは人々の和と明日への糧でした
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by ikuitiri | 2017-11-06 17:43 | 幾一里の骨董展ご紹介

幾一里のごあんない・・・お知らせ、営業時間、企画展のご紹介など。

京都壬生の町家ギャラリー
幾一里のブログへようこそ

▼秋たけなわの京都御所(11月11日撮影)
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★お知らせ★

秋恒例「座辺の骨董展」を開催!
11月18日(土)~26日(日)まで。弊店にて。
テーマは「祈りと遊び」・・古民藝から仏教美術まで。
会期中無休です。

「雑誌掲載のご案内」
幾一里が文芸春秋発行『CREA(クレア)誌』
11月号に紹介されました。
特集「やっぱり行きたいね、京都」の56頁です。

「Webで幾一里が紹介されています」
Web 京都クラフトマガジン/工芸ショップ数珠繋ぎVol.4
「幾一里・身近に置いておきたい古いもの」
アドレス/www.kougeimagazine.comよりどうぞ。

「臨時休業」
11月12日(日)~17日(金)は、骨董展準備のため
休業させて頂きます。悪しからずご了承のほどを。

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[幾一里の定休日] 毎週水・木曜日 (定休日以外に臨時休業させて頂く場合もござい
          ます。ご連絡頂けますと幸いです。)  
[営 業 時 間] 12:00~18:00

[JR京都駅からの交通] 市バスA3乗り場から206号系統(大徳寺、北大路バスターミナル方面行)に乗車(約20分間)、「みぶ操車場前」で下車、徒歩数分。または、京都駅構内でJR嵯峨野線(亀岡、園部方面行)に乗り換え、各停二駅目の「二条駅」下車、徒歩7分です。
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※なお幾一里には、専用駐車場はございません。自家用車等でお越しの際は、ご留意くださいますようお願い申し上げます。ご不便をおかけいたします。

▼ようこそ、ようこそ・・・。玄関の暖簾は、型染作家・関 美穂子さん作。店名の「幾一里」は、俳人河東碧梧桐の書から頂戴しています。意味は千里万里の道も一歩からと解釈しています。
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▼11月3日の京都・大原の里。朝の風景。
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by ikuitiri | 2017-11-06 09:00 | 幾一里のごあんない

閻魔さんに出会える!地獄絵ワンダーランド展。京都・龍谷ミュージアム。(会期終了)

・「嘘をつくと閻魔さんに舌を抜かれる」「悪いことをすると地獄へ落ちる」等々、子供の頃、両親やご近所の方からよく言われたものです。そうして躾をされたのですね。そんな地獄の姿を閻魔さんを中心に拝見できる「地獄絵ワンダーランド展」が京都の龍谷ミュージアムで開催されています。

・罪を犯した者が死後に行くとされる地獄。地獄とはどんな所でしょうか。戒めとして古来より伝わる地獄の風景を是非ご高覧ください。会期は11月12日まで。まもなく終わります。早くご覧になってください。

▼写真は全て本展のPRパンフレットより。
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▼日本民藝館所蔵の十王図(部分)
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▼左・熊野観心十界曼荼羅、右・地蔵菩薩、閻魔、司命図(愛知・地蔵寺)
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「龍谷ミュージアムMEMO」
・所在地 京都市下京区堀川通正面下ル西本願寺前 
・電話 075-351-2500 ・休館日 月曜日 
・開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
・有料 ・HPあり

▼木喰作十王坐像他(兵庫・東光寺)
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▼水木しげる作「閻魔大王」
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by ikuitiri | 2017-11-01 21:08 | 古いもの、愉しきもの


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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