「幾一里のブログ」 京都から ・・・



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茅の輪飾りを手づくり。六月晦日の行事です。

・6月30日、今年も半年が終わります。この半年の罪や穢れを祓い清め、残された半年の無病息災を祈る行事が「夏越の祓(なごしのはらえ)」。京都では、あちこちの神社で等身大の大きな茅の輪(ちのわ)がつくられ、これをくぐる神事が行われます。

・この茅の輪は、昔々、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が「世に疫病あらば、茅の輪を以って腰上に着けしめよ、着けしめば、即ち家なる者まさに免れむ」と仰せられたという由来によるそうです。

      「母の分 も一つくぐる 茅の輪かな」  小林一茶
      「藪医者の 先がけしたる 茅の輪哉」  正岡子規

▼手づくりの茅の輪飾り
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・小生も氏神さん(元祇園社)へお参り、大茅の輪をくぐってまいりました。3回手を合わせてくぐります。すると何かしら体がシャンとしたような気分に。そして、大茅の輪の茅(かや)を数本頂戴して帰り、上の写真のような格好に。家の門口に取り付けました。

・茅の輪とともに、京都では、和菓子の「水無月」を頂戴する習慣があります。小豆の赤い色が邪気を払うと言われてきたのが由来だそうです。
半年というけじめと、これからの蒸し暑さを乗り越えるための先人の暮らしの知恵。四季のある日本の素晴らしい風習と言えます。

▼美味しく頂戴しました「水無月」
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by ikuitiri | 2015-06-30 18:42 | 町と暮らしと自然の風景

北大路魯山人語録いろいろ

・本ブログに掲載の「北大路魯山人の美展(8/16で会期終了)」でも含蓄ある魯山人の言葉が紹介されていました。今回は幾一里が今までに出会った幾つかの心に迫る魯山人語録をまとめてご紹介いたします。とくとご覧あれ。(参考資料・京都国立近代美術館、京都何必館)


器は料理の着物である ・・・魯山人の美展パンフレットより
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「北大路魯山人語録」

・この世の中を
 少しずつでも美しくして行きたい。
 私の仕事は、そのささやかな表れである。

・人間なんで修行するのも同じことだろうが、
 自分の好きな道で修行できるくらい
 ありがたいことはない。

・わかる奴には一言いってもわかる。
 わからぬ奴にはどう言ったってわからぬ。

・芸術は計画とか作為を持たないもの、
 刻々に生まれ出てくるものである。
 言葉を換えて言うなら、
 当意即妙の連続である。

・ものさえ分ってくると、
 おのずから、趣味は出て来るものである。
 趣味が出て来ると、面白くなって来る。
 面白くなって来ると、
 否応なしに手も足も軽く動くものである。

・我々は食を食うことによって、
 美を食うのである。

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by ikuitiri | 2015-06-28 20:36 | 古いもの、愉しきもの

展覧会「北大路魯山人の美・和食の天才」京都国立近代美術館にて(会期終了)

・北大路魯山人(1883~1959年)は、京都に生まれ、書や篆刻で名を馳せ、古陶磁を収集。そして、美食倶楽部を設立したり、会員制の料亭・星岡茶寮を運営するなど、食通としても名声を高めました。切っても切れない関係の料理と器のあり方を探求しながら、自らも作陶に励み、「器は料理の着物」という名言を残しました。

・京都岡崎の国立近代美術館では8月16日まで、北大路魯山人の作品と和食の美にスポットを当てた特別展が行われています。和食はユネスコ無形文化遺産に登録され、あらためてその良さが見直され、世界的に脚光を浴びています。ぜひご高覧のほどを。

・本ブログの前項でご紹介の「北大路家蒐蔵古陶磁図録」も出品されていました。

▼京都国立近代美術館の玄関
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「北大路魯山人展メモ」
会  期:6月19日~8月16日、有料、月曜休館(7月20日は開館、翌日休館)、HPあり
開館時間:9:30~17:00、金曜日は20:00まで開館、入館は閉館30分前まで

▼PRパンフレットより
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by ikuitiri | 2015-06-22 21:41 | 古いもの、愉しきもの

魯山人「北大路家蒐蔵古陶磁図録」・・・幾一里の本棚(2)

・今回は幾一里の本棚からこんな図録を引っ張り出してきました。北大路家とは、かの有名な北大路魯山人(1883~1959年)です。魯山人は鎌倉に星岡窯を開設、作陶に励むと同時に古今東西の陶磁器を蒐集。これを製陶の友としていました。

・蒐集された陶磁器は5000点にも及んだそうです。そんな蒐集品を惜しげもなく昭和9年9月に東京上野の松坂屋で公売。ご紹介します図録はその際に発行されたものです。蒐集品の中から約200点を選んで図録化したとあります。以下は図録から頂戴した写真です。(発行所・星岡窯研究所、発売元・木瓜書房)

▼図録の表紙です。魯山人の味のある画が印象的。
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▼右頁には「所蔵陶磁器を公売するの辯」と題して、魯山人がしたためています。
「・・・而して十年の歳月・・・閲覧して先づ第一期卒業と云ふ所に達し得たと自信するに至った。・・・小生の心境は蔵陶愛品の全部を一先づ公賣し、讀了を未讀に換え、新機運に進入せんとする・・・。」と記し、心機一転の心意気を表明しています。左頁の写真は宋赤絵の壺です。
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▼大胆な構図の古染付・水鳥文字筒茶碗。
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▼良いですね・・・。絵唐津茶碗。
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▼喉から手がでそうな美濃の水滴や盃の数々。
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▼蒐蔵品を陳列した当時の星岡窯参考館の内部。
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▼正面奥の建物が星岡窯の工房、前に並べられているのは古陶の陶片だそうです。
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by ikuitiri | 2015-06-17 22:45 | 古いもの、愉しきもの

京都で「茶人・珮如 台湾茶と道具展」、ギャラリーYDSさんにて。(会期終了)

・先月、埼玉川越のギャラリーうつわノートさんにて開催されました「台湾茶と道具展」が6月13日(土)から京都でも行われています。会期は21日(日)まで。ギャラリーYDSさんが会場です。

・幾一里もうつわノートさんと同様に参加。茶人・珮如(ペルー)さんと10名の作家さんがご一緒です。台湾茶にご利用頂ける骨董のお道具や室礼の一助になるものを出品させて頂きます。ぜひともお訪ねください。会期中、台湾茶会も開催される予定です。詳しくはギャラリーへ。(HPあり)

「会  場」 ギャラリーYDS
         京都市中京区新町通二条上ル二条新町717
         電話・075-211-1664

「会  期」 6月13日(土)~21日(日)
         11:00~18:00(最終日は17:00)、会期中無休

「出品者」
荒川尚也(硝子)、安齋賢太(陶器)、市川孝(陶磁)、鎌田奈穂(金属)、升たか(陶磁)、佃眞吾(木工)、中尾郁夫(磁器)、原田譲(磁器)、三笘修(陶磁)、鈴木猛利(書)、幾一里(骨董)

▼YDSさんのDMより
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▼YDSさんの外観・・・京都らしい佇まいです。
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▼台湾茶と道具展の展示風景(部分)
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by ikuitiri | 2015-06-13 20:37 | 幾一里の工芸展ご紹介

一乗谷朝倉氏遺跡と石仏群を探訪(北陸越前・福井市)

・戦国時代の名将「朝倉氏」が五代に亘って築いた一乗谷の城下町。天正元年(1573)織田信長との戦に敗れ、焦土と化しました。兵どもが夢の跡をじっくり探訪してまいりました。(6月4日撮影)

・ところは北陸越前、福井市安波賀町の一乗谷。昭和46年に国の特別史跡に指定され、400年以上埋もれていた朝倉城下の発掘調査が進められ、史跡公園として見事に整備されています。観光地にありがちな商魂逞しさや目立つ看板、建物等がなく、嬉しくなってまいりました。福井県さん頑張ってますね。

・と同時に西山光照寺跡や盛源寺さんには往時の石仏も数多く残され、訪ねる人々の心を癒してくれます。

▼一乗谷を訪ねるきっかけとなった水上勉氏他著の書籍「越前一乗谷石仏」(昭和50年、鹿島出版会発行)
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▼一乗谷のPRポスター。「京都にはない、金沢にもない、あまりになにもない、だから面白い」、言い得て妙のキャッチコピーでした。(福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館にて)
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▼広大な朝倉氏遺跡。左手前の石組は井戸跡です。
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▼第五代の朝倉義景館の唐門です。前のお堀には鯉があでやかに泳いでいました。
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▼城下町の町並みが、発掘された石垣、礎石、出土遺物等を利用してリアルに復原されていました。いまにも武士や城下の人達と出会いそうでした。
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▼以下三葉は盛源寺さんの石仏です。野にある姿そのままで感動いたしました。合掌。
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▼以下二葉は西山光照寺跡の石仏です。下の写真・五輪塔等の残欠群がまとめられていました。
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▼こちらは人の背丈もあろうかと思われる仏様が整然と並んでいました。
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by ikuitiri | 2015-06-05 21:39 | 町と暮らしと自然の風景

心に留まった言葉№13・・・妙泉寺さんの掲示板から

・お馴染み妙泉寺さん(京都市中京区三条通り大宮西入ル南側)の言葉です。今回はここ二カ月の間で心に残った「ベスト2」の言葉をご紹介。いずれも家族愛に満ちた微笑ましいものです。じっくり味わって頂ければ幸いです。爽やかな風が吹いてきます。合掌。
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by ikuitiri | 2015-06-01 20:03 | 町と暮らしと自然の風景


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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