「幾一里のブログ」 京都から ・・・



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「文字の美展」 日本民藝館へ行こう!(3月22日まで)

・東京駒場の日本民藝館では、3月22日まで「文字の美展」を開催中です。サブタイトルは「工芸的な文字の世界」。(詳しくは、日本民藝館のホームページをご覧ください。)

・民藝館の創始者・柳宗悦は、美しい文字とは、作為のないことと模様化を指したようです。「美しい書にはどこか模様としての美しさがある。此の意味で凡ての美しい書は工芸的に美しいと云っていい。文字に工藝化が来ないと美しくはならない。美しければどこか工藝的な所がある。」と説いています。(民藝館パンフレットより)

・今展では、拓本や絵画、経典、護符、陶磁器、染色、木工などにみられる美しい文字、愉しい文字の美が十二分に堪能できます。行ってみませんか日本民藝館へ。

▼左・日本民藝協会の機関誌「民藝」、右・今展の紹介パンフレット
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▼文字の美いろいろ・・・上記パンフレットと民藝誌より
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by ikuitiri | 2015-01-30 21:14 | 古いもの、愉しきもの

植松永次、シマカワヤスヒロ、内藤絹子/三人展、神戸にて(会期終了)

・神戸市灘区の「アトリエ2001」さんで、植松永次、シマカワヤスヒロ、内藤絹子各氏による三人展・・・「紙と土と祈りの言葉展」が開催されています。会期は1月31日まで。

・副タイトルは「素朴な面々・地方からの発信」とあります。植松氏(伊賀)は土のオブジェを、シマカワ氏(越前)は和紙を、内藤氏(和田山)は墨筆作品を画廊スペース一杯に展開。タイトル通り「祈り」という言葉がぴったりの空間を演出。時あたかも阪神淡路大震災から20年、鎮魂の意味もあるかのようでした。(1月22日撮影)
    
「アトリエ2001memo」 所在地・神戸市灘区城之内通5-3-8 阪急高架下53
                電話・090-6666-4322
                最寄駅・JR灘駅、阪急王子公園駅
                開廊時間・11:00~19:00

▼同展の案内パンフレットより。
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▼会場風景。作品の間をぬって歩きます。作品と一体になれる瞬間です。
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▼小さな土のオブジェは、古代の泥塔を見るようでした。
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▼整然と並べられた土のオブジェ。田圃のように見えませんか。何かが生まれてきそうな感覚になります。
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▼壁面の作品は、植松氏の陶板。
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by ikuitiri | 2015-01-23 18:57 | 古いもの、愉しきもの

屋根の上の鍾馗さんや~い!!

・幾一里の小屋根に鎮座ましておられる神さんのような、人形のようなものは何ですか、とよく聞かれます。実は鍾馗(しょうき)さんと申します。屋根瓦と同じ瓦でできています。
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・京都市内の古いお家の小屋根の上でよく見かけます。祇園祭のちまきが玄関の入口の上に掛かっているのと同じように厄除けの意味があってのことです。鍾馗さんも古くは中国に伝わる伝承です。
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・昔々唐の玄宗皇帝が病にかかり、悪戯を働く小鬼を大鬼が退治する夢を見ました。その大鬼の正体が鍾馗さん。その夢を見た皇帝は、病が治ったということです。そんな逸話が日本に伝わり、江戸末頃から五月人形に鍾馗さんが登場。そして、近畿地方では魔除として鍾馗さんを屋根に置く風習が広まったようです。

・京都での古い逸話です。京都三条の薬屋さんの屋根に大層な鬼瓦を付けたところ、向かいの家人が病に伏せました。これは鬼瓦が原因ということで、向かいの家に鬼より強い鍾馗さんを魔除として付けました。なんと病が治ったということです。(参考資料・Wikipedia)
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by ikuitiri | 2015-01-19 21:33 | 町と暮らしと自然の風景

山の辺の道・石上神宮さんへ初詣。

・奈良は山辺の道の石上(いそのかみ)神宮さんへ初詣。古事記や日本書紀に石上神宮は記されていて、奈良期以前に神宮の称号を用いられたのは伊勢神宮と石上神宮だけだそうです。日本最古の神宮さんと言われる所以です。御祭神は布都御魂(ふつのみたまの)大神=神武天皇とあります。霊験新たかでした。

[石上神宮メモ]
・所在地 奈良県天理市布留町384 
・電話 0743-62-0900 ・HPあり

▼右の建物は楼門(重要文化財)・・・壁面では子たちの書き初めが紹介されていました。拝殿は国宝。
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▼小雨に煙る境内。大鳥居です。凛とした佇まいと相まって気持ちが引き締まりました。
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▼柿本人麻呂の歌碑。人麻呂は飛鳥時代の歌人(660~720)です。
「おとめらが そでふるやまの みずがきの ひさしきときゆ おもいきわれは」と読みます。
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▼山の辺の道です。また、あらためてゆっくり歩きたいものです。
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▼石上神宮の神宝「七支刀(しちしとう)」(国宝)が九州国立博物館の特別展に出品されます。「古代日本と百済の交流展」(3月1日まで)。但し、七支刀は1月15日~2月15日の期間限定展示とのこと。写真は九博のパンフレットより。七支刀は右側です。
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by ikuitiri | 2015-01-15 21:52 | 町と暮らしと自然の風景

東京の美術館・展覧会めぐり・・・3展をご紹介。

 
(1)「岡本太郎の言葉展」・・・岡本太郎記念館

・東京港区南青山にある「岡本太郎記念館」にて2月15日まで開催中。(有料)
・PR用パンフレットに芸術家・岡本太郎(1911~1996)は「自らの信ずる生き方を駆け引きなしで世間にさらし、それをそのまま自分の人生を賭けて実践した」と記されています。岡本太郎の作品とアトリエを拝見しながら、私たちの胸を突く元気の出る名言の数々をかみしめたいものです。
(写真はPR用パンフレットより。)
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(2)「美濃のラーメンどんぶり展」・・・松屋銀座7Fデザインギャラリー1953(会期終了)

・松屋銀座でタイトルのようなユニークな展覧会が行われています。1月26日まで。(無料、会期終了)
・いまラーメンは日本のみならず、外国でも人気があるとか。その「どんぶり鉢」の多くが岐阜県の美濃焼だそうです。今回25名の著名なクリエイターの皆さんが、どんぶり鉢に思い思いのグラフィックデザインを施し、どんぶり鉢のイメージを大胆に変えています。百聞は一見にしかず・・・。
・参加クリエイターは、浅葉克己、皆川明、横尾忠則氏ら25名。(写真はPR用DMより。)
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(3)「黒田(清輝)記念館」リニューアルオープン・・・東京国立博物館

・東京国立博物館にある画家・黒田清輝(1866~1924)の記念館がこの1月2日から公開されています。記念館の位置は東博敷地外の北東角にあります。(記念館は観覧無料)
・黒田清輝・・・あまりにも有名な明治画壇の代表。「湖畔」、「読書」、「舞妓」、「雲」といった名作群が順次公開されます。
・1月2日~12日まで「湖畔」等の代表作が「特別室」で期間限定公開されました。次回は3月23日~4月5日、10月27日~11月8日の予定。普段は特別室以外が公開され、作品のほか、昭和3年竣工のレトロな建物も見応えがあります。
(写真はPR用パンフレットより。湖畔、読書、舞妓等の代表作が掲載されています。)
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※いずれの施設もネット検索等により詳細をご確認のうえお訪ねください。
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by ikuitiri | 2015-01-12 21:09

歳寒三友を描いた古染付皿のご紹介。

・歳寒三友とは・・・めでたい「松・竹・梅」を指しています。中国から伝わった吉祥図の象徴として、ご承知の通り、日本でも古来より親しまれてきました。

・松と竹は、寒い冬でも常緑を保ち、梅はその寒中に花を咲かせます。厳しさに耐え、且つ精気を放つ凛とした姿の松竹梅が人々の心に感銘を与え、歳寒三友として慕われたのでしょう。

・「めでたい」の裏には、厳しさを耐え抜く精進あってのことと言う教えが潜んでいます。今年一年、そんな思いで、明るく元気に過ごしたいものです。

正岡子規の俳句 「 めでたさも 一茶位や 雑煮餅 」

▼松竹梅文の古染付皿(径21.3㎝)。松は植木鉢に、竹は花器、梅はその花器に活けられています。
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・写真は骨董の情報誌・小さな蕾様のご協力を得ました。
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by ikuitiri | 2015-01-06 21:36 | 古いもの、愉しきもの

京博に初詣「鰐淵寺の名宝展」開催中・・・2月15日まで。

・「博物館に初詣」は、東京国立博物館のキャッチフレーズだったと思います。そのフレーズを一寸拝借。本日(1月2日)京都国立博物館へ初詣に行ってまいりました。

・京博では昨年、平成知新館が完成。その新しい展示館の中で、1月2日から山陰の古刹「鰐淵寺(がくえんじ)の名宝展」が開催されています。鰐淵寺は島根県の出雲に位置し、6世紀末推古天皇の時代に開かれたと伝えられています。平安時代に著された「梁塵秘抄」に、聖(ひじり)の住む所として「出雲の鰐淵や日の御碕」とうたわれ、聖地として古代より知られているようです。

・今回は、重要文化財3点を含む、34点の名宝が紹介されています。飛鳥時代に鋳造された銅造観音菩薩立像に特に感銘を受けました。慈悲に満ちた穏やかなお顔と美しいお姿に惚れ惚れ。もう一度拝見したく思っています。合掌

▼京博の展覧会パンフレットより。(銅造観音菩薩立像、左・飛鳥時代作、右・奈良時代作)
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▼京博の正門です。こちらも日本の宝です(重要文化財)。こちらでは入場手続きはできません。
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▼平成知新館の西端から見る明治古都館(重要文化財)。
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by ikuitiri | 2015-01-02 21:28 | 古いもの、愉しきもの

京都は雪のお正月となりました。

・日本海側を中心に日本のお正月は大雪情報。災害のありませんように。「雪」ではなく、「幸」を招きますように・・・と初詣でお願いしてまいりました。

・京都も元日のお昼前頃から降雪。近年にない降りでした。小生なんかは美しい雪景色にあこがれますが、雪国の皆さんはたいへんご苦労されていることを思いますと喜んでもいられません。

▼元日、近くの氏神さんへ(元祇園椥神社)。雪が深々と降りだしました。
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▼本ブログでおなじみの壬生寺さんです。
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▼火の用心の神様、清荒神さん境内の樹と暖かな焚火。心まで温かくなります。
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▼1月2日朝の幾一里の小屋根。鍾馗さんも元日からの雪にビックリ?。お隣の屋根にもどっさり。
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▼京都国立博物館です。今年は2日からオープン。賑わっていました。
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▼追録/1月3日朝の幾一里。雪がどっさり。新聞では61年ぶりの大雪だそうです。
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by ikuitiri | 2015-01-02 18:01 | 町と暮らしと自然の風景

ブログ年賀状2015・・・

                 
あけましておめでとうございます

「狛犬の 二つの表情を 撫でる」・・・山頭火の俳句です。魔除の狛犬にあやかり、この一年が無事でありますように。本年もどうぞよろしく。

               平成27年(2015年) 元 旦
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▲石彫狛犬一対(江戸期)
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by ikuitiri | 2015-01-01 00:01 | 町と暮らしと自然の風景


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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