「幾一里のブログ」 京都から ・・・



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鯖街道・若狭熊川宿を行く・・・

・鯖街道は、福井県の小浜と京都を結ぶ街道のことを指しています。古来より、主に日本海の魚介類を都へ運ぶ運搬ルートでした。なかでも鯖が多く運ばれたため、鯖の名称が付されました。
・ルートは幾つかありますが、最も盛んに利用されたのが、若狭小浜~若狭熊川~高島朽木~京都大原~京都出町柳に至る若狭街道です。今は難なく車で走れますが、昔は当然のことながら、人力で運ばなくてはなりませんでした。先人の苦労がしのばれます。
・下の写真は鯖街道・若狭熊川宿の様子です。熊川は天正17年(1589)若狭の領主となった浅井長政が軍事の要衝地とし宿場町としたものです。
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 「夏山や 通ひなれたる 若狭人」  与謝蕪村
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・若狭では古くから、「京は遠くても十八里」とよく言われたそうです。「遠いと言っても知れたもの・・・」と言わんばかりの若狭人の心意気が感じられます。
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⇓熊川宿の道の駅にあった清涼飲料水の自動販売機です。熊川宿の写真がデザインされていました。
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by ikuitiri | 2013-08-29 14:54 | 町と暮らしと自然の風景

若狭三方縄文博物館「DOKIDOKI館」ご紹介!

・福井県若狭町の縄文博物館のある鳥浜は、鳥浜貝塚遺跡のあったところで、1962年(昭和37年)から発掘調査が行われて以来、「縄文のタイムカプセル」として注目を集めてきました。10次にわたる調査が行われ、その多岐にわたる出土遺物は縄文のイメージを塗り替える大きなきっかけとなりました。
・縄文博物館は、その鳥浜貝塚にほど近い三方五湖のほとりに2000年(平成12年)に開館。館長は哲学者の梅原猛さんです。建物は土偶のお腹をイメージした形だそうです。自然に融合する美しいデザインですね。
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⇓ちょっと見づらいですが、写真奥に見える水面が三方五湖です。
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⇓博物館前にあるモニュメントは、縄に造詣が深い国際的な環境芸術・彫刻家の八木マリヨさん作です。左は貝塚を、右は縄文の縄をイメージしているそうです。
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⇓鳥浜貝塚の現地に建立されている石碑。
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・館長の梅原猛さんは、博物館の常設展示図録の中で、次のように語っておられます。

「縄文文化を遺した人々は、森から生まれる資源を利用し、自然と深く関わった人々でした。森・海・山・川といった自然と共生し、水、食物、木や石といった素材・資源を自然界に循環させて活用していました。近代化以前の日本文化の基礎を築いた人々とも言えるでしょう。
森や自然環境が破壊され、人類の未来が危惧される今日、縄文のもつ共生と循環の世界観があらためて認識される必要があるのではないでしょうか。現代人類の還るべき文化が、この縄文にあるのではないかと考えています。・・・・・」

・展示の内容も館長である梅原猛さんの思いが伝わってくる豊かなものでした。そして、以前、梅原さんが何かの書物で「現代人はコンピュータのわかる縄文人になれ」と書いておられ、感銘したことを思い出しました。
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・博物館の所在地 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1
 電話0770-45-2270
 http://www.town.fukui-wakasa.lg.jp/jomon/
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by ikuitiri | 2013-08-29 14:12 | 古いもの、愉しきもの

仁和寺北院の古瓦をご紹介(京都御室)

・仁和寺は、古都京都の文化財として「世界遺産」に登録されています。平安時代の888年(仁和4年)に創建された皇室とゆかりの深い門跡寺院で、出家後の宇多法皇が住したことから御室御所と言われていました。明治維新以降は、門跡に皇室が就かなくなったため、「旧御室御所」と言われるようになりました。
・仁和寺は、桜の名所としても知られ、御室桜の開花時には盛大に「さくらまつり」が催されます。また、宇多天皇を流祖とする「華道御室流」の家元でもあり、花との縁には深いものがあります。
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・今回ご紹介させて頂きますのは写真の古瓦です。仁和寺境内にあった北院の建物に使用されたものです。北院のあった場所は、現在の仁和寺の西側にある宇多野北ノ院町あたりになるそうです。昔は相当大きな境内だったのですね。
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・この瓦は、愛知県知多半島の常滑(とこなめ)上白田古窯で焼かれたものであることが分かっています。学術的には、内行唐草文軒平瓦(ないこうからくさもんのきひらがわら)と呼ばれます。
・知多古窯は、11世紀末から12世紀前半に瓦陶兼業窯としてはじまり、中央寺院や地方寺院へ多数供給されました。そして12世紀後半から13世紀前半には瓦の生産は終末をむかえます。(参考文献:半田市立博物館発行・知多の古瓦)

・瓦の写真撮影は骨董情報誌「小さな蕾」(発行・創樹社美術出版)様のご協力を得ました。
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by ikuitiri | 2013-08-25 16:07 | 古いもの、愉しきもの

伊根の舟屋・・・丹後半島・伊根町を行く(1)

・残暑厳しい中、京都府の丹後半島・伊根町を探訪。
・先ずは、伊根の舟屋へ。舟屋は平成17年、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
・伊根湾を取り囲むように、そして海に浮かんでいるように約230軒のお家が軒を連ねています。現在は、2階建てが多くなったそうです。写真でご覧の通り、1階は船や漁具の格納庫として海と直結しています。2階は住居などとして利用されています。
・潮の干満差が少ないことと、山と海にはさまれた狭い土地を有効利用するという先人の暮らしの知恵から生まれたもので、独特の風情が感じられます。(8月22日撮影)
・京都府内の観光情報は、http//www.kyoto-kankou.or.jp/まで。京都府観光連盟HPの観光情報検索をご覧ください。
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・舟屋の民宿や食事処もあります。また、散策者用にトイレを開放しておられるお家もあり、ご当地の皆さんのお心配りが嬉しいですね。下の写真は舟屋の1階です。ご覧の通り海とつながっています。
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・舟屋で出会った花と実、三様・・・。
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・廃船の古材を使って修理・補強された舟屋。大切に引き継がれてきた歴史の重みを感じます。
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・静かな海と波を眺めていますと、時が経つのを忘れます・・・・・。
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by ikuitiri | 2013-08-23 19:48 | 町と暮らしと自然の風景

新井の棚田・・・丹後半島・伊根町を行く(2)

・丹後半島・伊根町を行く、その2は、新井(にい)の棚田です。
・新井崎の海に面する急斜面に幾重にも重なった棚田が耕作されています。間もなく刈り取られるであろう稲穂が美しく揺れていました。離れ難い光景でした。

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by ikuitiri | 2013-08-23 18:50 | 町と暮らしと自然の風景

浦嶋神社・・・丹後半島・伊根町を行く(3)

・丹後半島・伊根町を行く、その3は、浦島太郎伝説の舞台となった「浦嶋神社」です。(宇良神社とも言われる。)
・日本最古の「丹後国風土記」に描かれている浦島太郎(浦嶋子)物語の舞台となった神社です。平安時代の825年(天長2年)、丹後の豪族・浦嶋一族をたたえて建立されたと伝えられています。静かな境内にいますと、子供の頃、親しんだ絵本の一ページが思い出されてきました。
(丹後国風土記は和銅6年・713年に編纂が命じられています。)
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・藁で編んだ亀を模した蓑が奉納されていました。篤い信仰心がうかがわれます。
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・茅葺の本殿の屋根がふき替え中でした。
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by ikuitiri | 2013-08-23 18:30 | 町と暮らしと自然の風景

今日は「お地蔵盆」です。子供の成長と家内安全を願って。(8月18日)

・今日8月18日(第3日曜)は、我が町内のお地蔵盆です。京都では各町内にお地蔵さんを祭っておられるところが多く、毎年この時期に地蔵盆が行われます。
・地蔵菩薩は、古来より子供の守り本尊として崇められています。したがって子供中心のお祭りなのですが、近年は少子高齢化で、子供さんが少なくなり地蔵盆の様子も変わってきています。
・小生の子供の頃は地蔵盆の際には、映画、盆踊り、福引など大人の人達が大いに楽しませてくれました。また子供達で演劇をやったりしたものです。町内に子供会があったくらい子供が大勢いましたから。お地蔵盆は町内の人達の心と心が一つになる楽しいお祭り。いつまでもそうあってほしいものです。合掌
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(⇓お寺さんの読経に合わせて数珠回しが行われ、無病息災を祈ります。)
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by ikuitiri | 2013-08-18 11:42 | 町と暮らしと自然の風景

待望の「根来展」・・・9月1日から、ミホミュージアムにて。(会期終了)

・骨董好きなら誰でも欲しくなると言っても過言ではありません。朱と黒漆の美「根来」。9月1日から12月15日まで、滋賀県信楽町のミホミュージアムで、「根来」を400点以上集めた展覧会が開催されています。
・根来の名品、優品が網羅されています。ぜひ見たい、見逃してはならない展覧会と言えるでしょう。
・先般の豪雨の影響で、道路・交通事情が変わっていることもありますので、十二分に確認の上おでかけください。
・http://miho.jp
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⇓ミホミュージアムで出会った花水木も、根来に負けない美しい赤い実を付けていました。(10月10日)ミホミュージアムは大自然のなか、秋の紅葉も絶品でしょう。
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by ikuitiri | 2013-08-16 22:13 | 古いもの、愉しきもの

「珠玉の大津絵展」開催中!大津市歴史博物館・9月1日まで。(会期終了)

・大津絵は江戸庶民文化の華。その発祥の地・大津市の歴史博物館にて9月1日まで「珠玉の大津絵展」が開催されています。
・今回の展覧会は、大津歴博と東京町田市立博物館のコレクション交流展で、100点あまりの大津絵が一堂に展観できる楽しい展覧会となっています。小生は、特に初期の仏画に目を奪われました。
・本展は町田市立博物館でも「大津絵大図解」と題して、今年12月14日から来年2月11日まで開催される予定です。関東の方も楽しみですね。
・http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp
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by ikuitiri | 2013-08-16 21:55 | 古いもの、愉しきもの

茗荷(みょうが)に花が・・・。

・家内の里の畑から頂いた茗荷に花が咲いていました。野菜にも花が咲くとは聞いていますが、小生はあまり見かけたことはありません。茗荷の花もはじめてです。
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・茗荷の花は、三杯酢であえて食卓に。茗荷そのものは、塩漬けにして頂戴しました。お酒にも、ご飯の友としてもGOODです。旬のものは美味しいですね。
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by ikuitiri | 2013-08-16 20:23 | 町と暮らしと自然の風景


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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