「幾一里のブログ」 京都から ・・・



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今おすすめの二つの展覧会。京都と奈良。(会期終了)

・まずは京都国立近代美術館で開催中の「泥象 鈴木治の世界」です。
・鈴木治(1926~2001)は戦後日本を代表する陶芸家の一人。京都五条坂の轆轤職人の家に生まれ、1948年に八木一夫らと前衛陶芸家集団「走泥社」を結成。
・「使う陶から観る陶へ、観る陶から詠む陶へ」という足跡を初期作品から晩年までの約150点を通じて展観できます。
・会期は8月25日まで。詳しくはhttp://www.momak.go.jp
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・次は奈良国立博物館の「みほとけのかたち・・・仏像に会う」です。
・奈良博は、数ある博物館の中でも、宗教美術に重点を置いた展観で一目置かれています。奈良という土地柄が十二分に生かされています。
・今回は「みほとけの・・・すがた、しるし、からだ、なかに、霊験、住処、宇宙」という七つの構成で、奈良、平安、鎌倉仏を中心に91点が鑑賞できます。(うち国宝5件、重文42件)
・会期は9月16日まで。詳しくは、http://www.narahaku.go.jp
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by ikuitiri | 2013-07-27 22:03 | 古いもの、愉しきもの

祇園祭その4・・・神輿編

・京都の祇園祭もいよいよ大詰め、今日24日は還幸祭が行われました。八坂神社の三基の神輿(みこし)が夕方から氏子地区を練って回ります。そして、八坂神社に戻り、闇夜の「御霊遷し(みたまうつし)」の神事が行われます。
・弊店近くの三条会商店街には、八坂神社御供社があり、午後7時頃から商店街を中御座の神輿一基が威勢よく練ります。大勢の人達の掛け声と手拍子でお祭りも一気に盛り上がりました。
・31日の夏越祭(八坂神社)で、一か月間に亘る祇園祭は終わります。また来年です。
・来年は24日の後祭が昔のように復活する予定です。24日にも山鉾の巡行が見られるようになります。楽しみです。(現在は、17日に全ての山鉾が巡行。これが古式通り17と24日に分かれます。)
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by ikuitiri | 2013-07-24 21:16 | 町と暮らしと自然の風景

安政二年献灯の釣り燈籠です。

・安政二年に献灯された鉄製の釣り燈籠です。どっしりとした風格が漂います。献灯者も年号の反対側に彫り込まれています。(高さ約50㎝)
・安政二年(1855)の頃は激動の時代でした。二年前の嘉永六年には黒船が来航し、安政二年は安政江戸地震、三年後は安政の大獄、五年後は桜田門外の変、そして、十二年後の慶応三年は大政奉還と続きます。
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・150年以上もの間、日本の歴史を見てきた釣り燈籠に蝋燭(ろうそく)の灯りを入れました。世の中、平穏でありますように・・・。
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by ikuitiri | 2013-07-21 21:19 | 古いもの、愉しきもの

我家の梅干し!土用干しをしました。

・我家では、毎年この時期になりますと梅干しを漬けます。一年365日食卓に登場し、健康生活を支えてくれています。これは家内の仕事です。大変です。
・梅雨の間に仕込みます。甕(かめ)の中に梅と塩、紫蘇を入れて漬けます。そして、土用の間に梅を笊(ざる)に取り出し、天日にさらし、しっかり夏の日差しを当てます。その後、また甕に戻して保存します。
・半年後位から美味しく頂戴できるようになります。楽しみなことです。写真を見ているだけでも唾(つば)がでてきませんか・・・。
 「梅干すや 撫子弱る 日の盛」   正岡子規
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by ikuitiri | 2013-07-21 20:27 | 町と暮らしと自然の風景

祇園祭その3・・・町並み編

・いま弊店の床の間に山鉾の日本画(素描)を一幅掛けています。祇園祭の宵山の風景が描かれています。大正から戦前に描かれたものでしょう。宵山の人の波とにぎやかなお祭りの余韻が上手く表現されています。毎年この時期に掛けてお客様共々楽しんでいます。
・この絵は、よく見ると「放下鉾」のようです。放下鉾の写真も撮影しました。画幅と一緒にお楽しみください。
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 「祇園会や 小道小道の 人の蟻」
 「鉾並ぶ 四条通りや 朝の雨」  いずれも正岡子規

・午前中、山鉾散策へ。何年かぶりに四条通と新町通の山鉾を拝見。以前にも比して鉾が小さく見えました。やはり高いビルやマンションが増えているからでしょうか。それだけではありません、山鉾とは不似合の建造物、看板等のデザインや色彩・・・気になることがいっぱいです。これも社会、経済環境の変化だと言ってしまえば終りなのですが・・・。京都はいったいどのようになって行くのでしょう。文化や歴史と一緒に暮らして行くという「思いやり」がもっともっと高まって行かなければと思います。もう遅いのでしょうか。
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・下の写真は、新町通四条下ルにあった地蔵堂です。隣接のお家も京都らしく、しっくり似合っています。地蔵堂の提灯には「幸福地蔵尊」とありました。粋ですね。
・京都は「点の美から、線、面の美へ」変身しなくては。それが京都の生きる道、役割ではないかと思います。京都は本物指向であると同時に、デザイン力が重要なのではないでしょうか。伝統や文化を維持、保存されておられる方々に報いるためにも。町並みにも、温故知新・・・進歩と調和が大事です。
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by ikuitiri | 2013-07-14 21:35 | 町と暮らしと自然の風景

祇園祭その2・・・粽(ちまき)編

・祇園祭の粽(ちまき)は五月の節句にお供えする和菓子の粽と同じ形をしています。でも食品ではありません。厄除けのお守りなのです。京都の多くのお家では、それぞれの鉾や山から授与いただいた粽を玄関に吊るし、一年の厄除けとします。
・以前は、粽は17日の巡行時に鉾上からも投下され、これを競って手に入れるのも祇園祭の楽しみとなっていましたが、再三の事故で現在は禁止されているようです。事故は困りますが、残念なことですね。
・我家では、毎年縁起を担いで、山一番(巡行順)のくじを引いた山のものを授与いただきます。今年は昨年と同じ「郭巨山(かっきょやま)」でした。
・郭巨山は、孝行を説いた中国史話の二十四孝の一つ、郭巨釜掘りの故事に因んで造られています。山や鉾には、それぞれ故事に因んだいわれがあります。これもまた先人の心の深い知恵と言えるでしょう。
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by ikuitiri | 2013-07-14 21:04 | 町と暮らしと自然の風景

祇園祭その1・・・鉾建て編

・京都の祇園祭はすでに7月1日から神事がスタート。鉾町を中心に17日の山鉾巡行に向け準備が進められています。鉾建ても10日から順次行われています。12日からは鉾町毎に鉾の曳き初めも始まります。
・祇園祭は一千年以上の歴史があり、平安時代の貞観11年(869)に神泉苑で悪霊退散祈願のため66本(当時の日本の国の数)の矛が立てられたのが始まりと言われています。
・14~16日の3日間は夕方から宵山が行われ、山鉾からは「こんこんちきちん こんちきちん・・・」と祇園囃子が奏でられ、京の夏の風物詩が最高潮に達します。
・今回は、7月11日の長刀鉾(四条烏丸)の鉾建の様子をご覧いただきます。
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・山鉾は骨組の木と縄だけの古式通りの工法で頑丈に組み立てられます。こうして拝見していますと、現在のように高い建物のない時代には、山鉾は高く高くそびえ建ち、さぞ威風堂々と神々しく見えたことでしょう。骨組が完成すると、懸装品が施され山鉾本来の優美な姿に。世の中、平安でありますように・・・。
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by ikuitiri | 2013-07-12 14:00 | 町と暮らしと自然の風景

「朝顔」の描かれたそば猪口です。

・京都の本日(7月9日)の予想最高気温は37度。外に水をまいてもあっという間に蒸発。少しでも涼をとは思いますが気休めにしかなりません。
・そこで、涼を誘う季節の花・朝顔の描かれた古伊万里のそば猪口を出してきました。今夜はこれで一杯やろうかな~・・・。
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「 朝顔や 吹倒された なりでさく 」   小林一茶
「 朝顔や 手拭懸に 這ひ上る 」     夏目漱石
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by ikuitiri | 2013-07-09 15:30 | 古いもの、愉しきもの

とんぼ来たる!なんと拙宅の小庭に・・・。

・今日7月8日は、京都も日中36度を超える猛暑でした。梅雨も明けた気配です。暑くてうんざりのお昼に拙宅の小庭を眺めると、なんと「トンボ」が飛んでいたのです。どこから迷い込んできたのでしょう。
・近年は町中では殆ど見かけません。急ぎカメラで乱撮。一瞬蒸し暑さを忘れさせてくれました。とんぼさん有り難う。
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by ikuitiri | 2013-07-08 22:06 | 町と暮らしと自然の風景

文月の植村義次さんの押物は「朝顔」でした。

・御洲濱司・植村義次さんの押物紹介シリーズその3です。
・文月・7月は、朝顔の絵柄でした。拙宅の鉢植えの朝顔の開花はまだまだですが、一足早く美味しい和菓子の世界で見事な花が咲きました。

 「朝顔に つるべとられて もらい水」  加賀千代
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by ikuitiri | 2013-07-02 13:38 | 町と暮らしと自然の風景


座辺の骨董/京都壬生の町家ギャラリー[幾一里](いくいちり)
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