・今回は座辺の骨董展のDMの主役になっています「木彫の破損仏」をご紹介いたします。この仏様はほんとうに一目惚れでした。原形を留めてはいませんが、その朽ち方とフォルムの美しさに心が動きました。実際には自立いたしませんが、鉄の台と支柱に支えられています。
・この仏様は形からして「十二神将」のどなたかだと思います。特定はできませんが想像するだけでも愉しいもの。頭上の尖がりの所には、十二支の一つが彫られていたことでしょう。時代は平安後期はあろうかと思っています。(高さ61㎝)※写真は骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。