・今回は厄除けのための護符「午玉宝印」(ごおうほういん)をご紹介いたします。この午玉宝印は、京都市上京区の「上御霊神社」のもので、木版摺りの古作です。午玉宝印で有名なのは和歌山県の熊野三山(本宮、新宮、那智)のもので、現存する最古のものは鎌倉時代、文永年間の起請文に用いられたものと言われています。
・午玉宝印はご覧の通り、文字やレイアウトがデザイン的で、アート感覚もあり、なかなかの優れものです。本品は軸装されていたようですが、この状態で入手。展示会では額装してご覧頂きます。(護符のサイズ・縦32㎝、横43.5㎝)
※写真は骨董情報誌「小さな蕾」のご協力を得ました。