・いま滋賀県長浜市の慶雲館にて第63回長浜盆梅展が行われています。(3月10日まで)パンフレットには「日本一の誇り」と大きく書かれてあります。ほんとうに見応えのある盆梅展でした。
・長浜の盆梅は、約300鉢もあり、専門の方が毎日手入れをされているそうです。その一年の成果がこの時期に紹介されるわけです。
⇓樹齢の最高は伝400歳。次の写真が最長寿の「不老」です。不老長寿にふさわしい古格№1です。
⇓次は樹齢伝350歳の「さざれ岩」です。高さが一番だそうです。(275cm)
⇓小説家・瀬戸内寂聴さんの俳句
「梅匂ふ 湖北のをみな うつくしき」
⇓詩人・堀口大學さん(1892~1981)の詩
「ぼくもぼくの詩も 長浜の盆梅でありたい 年古りて 幹枯れ朽ちて 花凛と 色に香に冴え」
⇓小説家・田辺聖子さんの和歌
「みずうみの 国の梅こそ めでたけれ 思ひのままなる かをりはなちて」
⇓俳人・青木月斗さん(1879~1949)の俳句
「春泥の 大手に月の 出たりけり」
⇓慶雲館の入り口です。実業家の浅見又蔵氏により、明治20年の明治天皇行在所として建てられたもの。庭園は著名な小川治兵衛作です。
⇓慶雲館近くの民家の土塀。湖国長浜にふさわしく、船の古材が張ってありました。風情ありますね。