・京都の祇園祭はすでに7月1日から神事がスタート。鉾町を中心に17日の山鉾巡行に向け準備が進められています。鉾建ても10日から順次行われています。12日からは鉾町毎に鉾の曳き初めも始まります。
・祇園祭は一千年以上の歴史があり、平安時代の貞観11年(869)に神泉苑で悪霊退散祈願のため66本(当時の日本の国の数)の矛が立てられたのが始まりと言われています。
・14~16日の3日間は夕方から宵山が行われ、山鉾からは「こんこんちきちん こんちきちん・・・」と祇園囃子が奏でられ、京の夏の風物詩が最高潮に達します。
・今回は、7月11日の長刀鉾(四条烏丸)の鉾建の様子をご覧いただきます。
・山鉾は骨組の木と縄だけの古式通りの工法で頑丈に組み立てられます。こうして拝見していますと、現在のように高い建物のない時代には、山鉾は高く高くそびえ建ち、さぞ威風堂々と神々しく見えたことでしょう。骨組が完成すると、懸装品が施され山鉾本来の優美な姿に。世の中、平安でありますように・・・。